オランダ

オランダ:アムステルダム

フリードリヒス カオル

職業…フリーライター

居住都市…アムステルダム市(オランダ)

前の月へ

2024.7

次の月へ
S M T W T F S
 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    

船上でパナクークが楽しめる。

船上でパナクークが楽しめる。

 小麦粉に牛乳と卵を加え大き目のフライパンで焼く「Pannenkoek」(パネンクーク)は、オランダのコンフォート・フードの代表格です。このパネクークには、シロップや砂糖のみならずベーコンや炒り卵、炒めた野菜なども乗せて食べるため、ランチや夕食としても大活躍。このパネクークを、ボートに乗ってクルーズしながら食べる「パネクーケン・ボート(パンケーキ・ボート)」がちょっとしたブームになっています。


トッピングはあらゆるものの中から自由に選べる。

トッピングはあらゆるものの中から自由に選べる。

 いわゆるコンフォート・フードを提供するレストランは雨後のたけのこ状態ともいえるオランダですが、集客のためには、なにかキメ手を打ち出すことは不可欠。そこで登場したのが、従来のパネクークを船上で楽しむスタイルです。
 
 大人から子供まで年齢を問わず愛されるパネクークを、カップルはもちろんのこと、友人・同僚同士で、また家族連れでクルーザーに乗りおしゃれに楽しめることを最大のウリとしており、パーティ用の貸し切りから静かな個室、そして子供用のプレイルームまで用意されているので、老若男女年齢層を問わず、彼らからのニーズにほぼ100%応えることができる点がヒット最大の秘密だといいます。


 メニューはパネクークのバリエーションのみに徹している点も従来の船上レストランとは一線を画しています。このユニークさがブームとなり、集客効果も抜群だそうです。気になるメニューは、パナクーク(約直径20センチ)が食べ放題で、トッピングもバラエティ豊か。


自宅でも焼けるが、やはり船上で食べると格別

自宅でも焼けるが、やはり船上で食べると格別

 パネクークにかけるシロップ(糖蜜)、砂糖、フルーツ・コンポート、生クリームといったスイーツ系のものから、ベーコン、炒り卵、野菜炒め、そしてコショウやカレー粉などのスパイスまですべてがそろっています。


 これらは、クルーザー内部中央部の丸テーブルに用意されており、各自で皿にとって食べるセルフ・ケータリング形式となっています。シルバー世代にとっては、オランダ伝統の味を懐かしく楽しめ、家族連れから若い世代にとっては、クルーザー上でちょっとリッチな雰囲気の中、風景を楽しみながらおしゃれにパナクークが楽しめるとあり、老若男女から大好評です。


レポーター「フリードリヒス カオル」の最近の記事

「オランダ」の他の記事

0 - Comments

Add your comments

サイト内検索

Name(required)

Mail(will not be published)

Website

Archives