１年半ほど前から話題になっていた、英国入国時に必要となるＥＴＡ（電子渡航認証）がいよいよ施行されます。

　このシステムは、北米やオーストラリアなどですでに行われているものに準じており、それが今回は英国でも導入されることとなります。

　そのため、来年２０２５年１月８日以降に観光・ビジネス等で英国へ入国する場合、年齢関係なくこのＥＴＡをあらかじめ取得しておかなければ入国ができません。

　ちなみに日本人の場合、２４年１１月２７日からＥＴＡの申請が可能で、欧州国籍の人は２５年４月２日からＥＴＡ取得が義務（２５年３月５日よりＥＴＡ申請可）となっています。

　取得にはおよそ３日ほど（土日祝日除く）かかるようで、費用は１０ポンド（約１８５０円）。クレジットカード、デビットカード、ＡｐｐｌｅＰａｙ、Ｇｏｏｇｌｅ　Ｐａｙで決済できるとのこと。

　取得したＥＴＡは２年間有効ですが、有効期間中にパスポートを更新すると、ＥＴＡも再び取得し直す必要があります。

　また英国以外では、スイスやフランス、イタリア、ドイツといった欧州シェンゲン域（ヨーロッパの自由移動圏）の国々でも、来年前半ごろから「エティアス（ＥＴＩＡＳ／事前渡航認証システム）が始まる予定になっています（具体的な施行開始日は未定）。

　昨今の情勢不安もあり、国境警備や空港セキュリティの強化のための必要措置ではありますが、海外渡航も年々複雑になっていきますね――。

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