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スイス:フリブール

小島 瑞生(こじま みずき)

職業…公務員
居住都市…フリブール(スイス)

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遠くからでも良く目立つ、バウムクーヘン専門店

遠くからでも良く目立つ、バウムクーヘン専門店

 昨年末、ドイツ北部に暮らす義理の両親を訪ねる旅の途中で、ぜひ訪れたい場所がありました。それはバウムクーヘンの専門店。

 バウムクーヘンといえばもちろんドイツの伝統菓子ですが、日本ほどおなじみの菓子ではありません。普段ほぼ見かけることがない幻(?)の焼き菓子で、唯一クリスマスの頃だけ期間限定で販売されています。


クリスマス前によく見かけるドイツのバウムクーヘン

クリスマス前によく見かけるドイツのバウムクーヘン

 形は日本で見られるドーナツ型のものと、縦型のものなどがあります。 

 ところでバウムクーヘンが日本で知られるようになったのは、ドイツ出身の洋菓子職人カール・ユーハイム氏がきっかけ。

 焼き菓子の老舗ユーハイムの創業者として知られていますが、第一次世界大戦中滞在していた中国から、捕虜として日本に連れてこられたユーハイム氏は、大戦後に解放された後、そのまま日本でユーハイムをオープンしました。


このバウムクーヘンには、中にアンズジャムが入っていました

このバウムクーヘンには、中にアンズジャムが入っていました

 ドイツにもバウムクーヘンの専門店が全国に点在していますが、今回訪れたのはザクセン=アンハルト州のヴェルニゲローデ(Wernigerode)という町にあった店。

 まず見た目のインパクトが面白い! 遠くからでもすぐ見つけられました。

 店の前にはバウムクーヘンを担ぐ人の木彫りがあり、クリスマス前だったので周りのツリーにはバウムクーヘン型のデコレーションが飾られていたりしました。

 さっそく店内でいただくことに。

 夫は普通のバウムクーヘン、筆者はチョコでコーティングされたものを注文しました。バウムクーヘンは軽くてふわふわ、今まで食べたものとは異なる焼き菓子みたいでした。


店内にはバウムクーヘンの歴史が分かる、ミニ博物館も

店内にはバウムクーヘンの歴史が分かる、ミニ博物館も

 店内には小さなミュージアムもあり、どういう器具でバウムクーヘンを作るのか、など世界のバウムクーヘンに関する展示もありました。作っている所は見られませんでした。残念。


日本のバウムクーヘンに関する展示もありました

日本のバウムクーヘンに関する展示もありました

 今回はコーヒータイムにこの店に立ち寄りましたが、バウムクーヘンを使った「ランチメニュー」もあったようなので、将来再びこの店に来る機会があれば、今度はバウムクーヘンランチ(!)にもトライしてみたいと思いました。


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