フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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 今の時代、『モノ』への執着というか、以前よりもモノの価値が薄れてきたような気がします。『断捨離』というのもモードのように良く耳にするし、私の周りには、自称『ミニマリスト』も ちらほら。

 それが影響してか、私も最近、家の中の物を捨て始めて、改めて知ったパリの公共ゴミ収集サービスのすごさを、皆さんに紹介したい。


パリ市のサイトの粗大ごみ処理

パリ市のサイトの粗大ごみ処理

 フランスでも、不要になった家具、マットレス、絨毯、大型家電製品などの粗大ごみは、重量や容量が大きいため、毎日の家庭ごみと一緒に捨てることが出来ませんので、パリ市のサイト内の粗大ごみ収集サービスに依頼します。

 ・自分の住んでいる地区と廃棄物が何かを提示します。
 ・収集日時の選択肢が表示されるので、選択します。
 ・ゴミに張り付ける予約番号がメールにて送られてきます。
 ・その予約時間までに家の前の歩道に、番号を付けたゴミを出しておけば良い。
 ・収集後は、「本日、私達チームが介入して、貴方の廃棄物を除去しました。パリ市役所より」というメールが送られてきます。


役所から届いた予約番号

役所から届いた予約番号

 このサービスに対して、費用を請求されることは無く、パリ市の利便性に優れた廃棄物収集に対して、市民はとても満足しています。

 生活に欠かせないゴミ出しは、私たちの日常生活の快適さを左右するくらい影響のあるもの。

 私たちは、パリ市の家庭ごみ収集サービスに感謝する毎日です!


 要らないものだけど使えるものを段ボール箱に入れて、「好きなもの持って行って!」と書いて歩道に置いておくことも有効! これは、パリでは、すぐに空っぽになる。(笑)

 また、わざわざ回収に来てもらいたくない場合、ゴミ受入センターか、リサイクル施設へ直接持参し預け入れが可能です。  

 ただ、道ばたに必要ないからと置いておくのは、少なくても135ユーロ/約2万円強の罰金となりますから気を付けましょう。


共有スペースに置かれている建物ごとに所有するゴミ箱。

共有スペースに置かれている建物ごとに所有するゴミ箱。

【がさばるが粗大ごみ扱いされないモノ】
・がれき、緑の廃棄物(草刈り、枝など)は、リサイクルセンターに持ち込み。
・使用済みのタイヤは、ガレージで無料で回収。
・ガスボンベは販売者が無料で回収。
・自動車(車体)は、廃車処理の認定を受けた専門業者に委託。


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