余興に趣向、親友なくして結婚式成らず
2009.11.25 up
今回は、結婚式で行われる余興についてのご紹介。
ゲマインデハウス(役所)でのセレモニー、もしくは教会での挙式が終了する頃、招待された友人知人は扉の外で正に「新婚」の新郎新婦を待ち構えて祝福します。
祝福の詩を読んでくれるレトロな恰好のハト飼いの二人。前にある箱を開けると数十羽のハトが一斉に空に飛び立つ
その後、別の会場に移り、様々な余興をしながらご談笑・ご会食と宴は永遠と…もちろん、その規模や内容は様々ですが、過去10年、私が出席させていただいた結婚式では「幸せの象徴・ハトを飛ばす」「赤い風船を飛ばす」が人気でした。
一昔前までは、夫婦になって初めての共同作業という意味の「夫婦丸太切り」、「夫婦キャベツ転がし競争」なども良く行われたと聞きます。
そして、今も昔もマストなお題目と言えば、生バンド演奏による「社交ダンス」のお披露目です。この日のためにカップルでダンススクールに通う人も少なくないといいます。
ダンスも上手なピーターとサンドラ。どうぞいつまでもお幸せに!
こうした嗜好を凝らした余興が永遠と続くわけですが、スイスではウェディング会社というものは存在しません。
どの結婚式もツィヴィル・トラウウング(民事結婚)で立会人となった男女各1名が、カップルの手となり足となって企画から当日の運営まで奔走するのです。その他にも招待客の出欠やプレゼントの管理、新郎新婦に内緒のサプライズ余興の計画…と、立会人の仕事は数しれません。
立会人に選ばれること―それは友情の証であり、光栄なことであると同時に責任重大なことなのです。
レポーター「ヴァルティ なぎさ」の最近の記事
「スイス」の他の記事
タグ:結婚式,余興
- 2923 ビュー
- 1 コメント
1 - Comments
sabaより:
2009 年 11 月 25 日 11:55:30
立会人さん大変ですね。
夫婦キャベツ転がし競争 日本ではやらないかしら。
Add your comments