フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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家に残っている唯一の100ワット電球

家に残っている唯一の100ワット電球

 もう、EU諸国で100ワット電球が販売禁止、購入が出来なくなりました。
私にとってはショックな事です!
反射によって部屋を照らすことを好むフランス人は、家に間接照明器具が断然多く、部屋は何処となく暗いのです。
ロマンティックとも言えますが。
私は明るい部屋が大好きでしたので一番強い電球を付けて、間接照明に対抗していたのです。


長さを比べて見て下さい。倍以上違いがあります

長さを比べて見て下さい。倍以上違いがあります

 変わって目立ってきたのが、このタイプの電球でした。
15wのこのタイプで、従来のタイプの75wに相当するのです。
1年位の寿命だった今までのモノと違い8年持つと言われています。
その上、消費量も20%ほどで済むと言う優れものです。
価格は4~5倍だが、長い目で見ると断然お得だと、新聞、店頭などで宣伝が盛んになされています。


郵便受けに入っていたチラシ

郵便受けに入っていたチラシ

 国もこの電球の普及に協力的です。
現に、郵便局にこのチラシを持参すると、この新しいテクノロジーで造られた電球を、市民に試して貰いたいとタダで渡す手配をしました。
 使用の感想は、スイッチを入れると、すぐ明るくならず、じわじわと明るくなります。
一瞬で眩しい光を放つのは、かなりのエネルギーを消耗しますから、とてもエネルギーを大切に出来る気がしました。
でも、従来の100wの明るさには及ばず暗い。
もう一つの難点は、今まで使用しているランプには合わず、はみ出す事が多いのです。


使っていますが、電球が見えて…格好が悪い

使っていますが、電球が見えて…格好が悪い

 困っているのは私だけではありませんでした。
販売廃止を理由に人員削減出来ると喜んだ企業は、工場を閉め、失業者を多く出し問題になっているのです。

地球エネルギー保護のための政策で、しわ寄せがこんな所に来るなんて…難しいですね。


日本メーカーのはバネの形。少し長さが短くでき、さすが日本?

日本メーカーのはバネの形。少し長さが短くでき、さすが日本?


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