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スイス:ベルン

ヴァルティ なぎさ

職業…主婦、日本語教師、マーケティング・通訳等のフリーランス
居住都市…ベルン(スイス)

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毎年11月の第4月曜日に行われる「玉ねぎ市」。1405年のベルンの大火の際、街の再建に貢献してくれた近隣州フライブルグに、お礼を兼ねて毎秋ベルンで玉ねぎや野菜の販売を許可したのが始まりと言われています。


真っ暗な朝5時、伝統的な玉ねぎやニンニクの飾りをはじめ、骨董品、工芸品、食べ物などを売る約600のスタンドが軒を並べます。


国会議事堂前のスタンドのおば様たち。「今年も売上げは上々よ」

国会議事堂前のスタンドのおば様たち。「今年も売上げは上々よ」

今年は、やはり新型インフルの影響でしょうか、早朝の人出は昨年の15%減とのことでしたが、昼頃には国内外の観光客も大勢訪れて、街は活気に包まれていました。


王道、キャンディの首飾りをしてコンフェティを投げる子供達

王道、キャンディの首飾りをしてコンフェティを投げる子供達

玉ねぎ市に行ったら、まず、キャンディでできた色鮮やかな首飾りとコンフェティ(紙ふぶき)を購入しましょう。ほどほどの量のコンフェティを笑顔ですれ違う人に投げつけます。これには、幸せが訪れますように!という意味があるのです。
そして、色々なスタンドを覗いてお買い物。ちなみに今年は、ロイヤルコペンハーゲンのクリスマスプレート2枚を15フラン(約1200円)で購入しました。もちろんお気に入りの玉ねぎ飾りはマストアイテムです。


熱々のZibelekuchen(玉ねぎのキッシュ)はいかが?

熱々のZibelekuchen(玉ねぎのキッシュ)はいかが?

小腹が空いたら、名物の玉ねぎのキッシュとグリューワイン(スパイスの効いたホット赤ワイン)で、ちょっと一息。帰路に着く前に、体中のコンフェティを払い落とすのも忘れずに。それでも数日後に、かばんの中やズボンの裾から1つ2つコンフェティが出てくる、なんてことが・・・。
この玉ねぎ市が終わると、ベルンはいよいよ本格的な冬を迎えます。


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