大阪の天神祭り、準備中です
2009.07.16 up
ある日、ラジオから流れてきた、リスナーからのお手紙
多分これを聞いていた関西人は私を含め、ラジオの前で苦笑いしていたと思います。
「関東から大阪へ越してきました。娘が私に尋ねるのです。
『ねえ、おかあさん、あめちゃんって、どこの子? おはようさんって、だれ?』と」
私たち関西人は、人でなくても「さん」や「ちゃん」を付けてしまう習慣があります。
大阪のお母さんのかばんの中身必須アイテムはキャンディ、その名はあめちゃん、
朝のご挨拶は、おはようさ~ん!
さらにお寺の総称は「お寺さん」、僧侶は「おじゅつさん」、八坂神社は「八坂さん」、稲荷神社は「おいなりさん」と、
本来なら畏怖の念を込めて呼ぶ神社仏閣も、親しみを込めて「さん」付けしています。
そんな言い方の極めつけは吉本新喜劇、坂田利夫師匠の“あっりがっと さ~~ん”でしょうか。
商店街のほぼ中央にある大きな御神灯
7月に入り大阪は日本三大祭りの一つ「天満の天神さんの天神祭り」の季節となりました。
街にお囃子の練習の音や神輿飾りが始まると、大阪特有の蒸し暑ささえ祭りの準備のひとつのような気持ちになります。
地元の天神橋筋商店街には、2.6kmに渡るその通り沿い約10mごとに御神灯が24時間灯り、この時期は商店街が天神さんへの参道の役目を果たし、いつもと違うその様子は、この祭りが大阪の大切な神事であることを感じさせてくれます。
24日の鉾流神事からスタートする大阪の熱い2日間までをこれから少しずつレポートしたいと思います。
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タグ:天神祭り
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