天満天神が燃えた2日間
2009.07.29 up
神輿を振り回す勇壮な一団。最後は大阪締めで挨拶!
待ちに待った天神祭りが、先週24日(金)、25日(土)の2日間、行われました。
曇り・雨の予報で天候が心配される中、初日は晴れ、2日目も昼頃に土砂降りの雨となりましたが、夕刻には雨もあがり、夜7時を超えたごろには見物客の人の群れは巨大化し、街中が祭りの熱に見舞われました。
さて、24日の宵宮から始まった神輿と踊りは前日のギャル神輿とは違った趣で、日本一長い商店街の天神橋筋商店街を中心に、老いも若きも祭りの装束に身を包み、聴衆が見守る中さながら各町内対抗合戦のような熱いパフォーマンスが繰り広げられました。
地元の子ども達もかわいい姿で参加
日頃はやんちゃをしている男子・女子、いつもは地味な服装で店番をしているお父さんたちも、一度その衣装を身につけるとなにやら物凄くかっこよく見えてしまいます。着慣れないはずなのに何故かぴったりとマッチしているのは、やはり日本人なんだよなぁ…と妙に納得しつつ、また、それを誇りに思いました。
25日の本宮は、朝から街ごと「今日がクライマックスだっ!」と言わんばかりに興奮しているのを感じました。
パチンコ屋さんが風船屋さんに、居酒屋さんがたこ焼き屋さんに、と日頃の業態から一変するお店や、祭りだから行ってくるわ!とお休みするお店、もうなんでもアリの商店街。
一方、大阪天満宮では早朝の大川での鉾流し神事から始まり、天神講と言う集団の大行列が行う陸渡御(おかとぎょ)の声が賑やかに響きます。そして、それらが大川へ移動し船渡御となり、100隻もの船が川を行き交う雅な様と5000発の奉納花火が上がるごう音の迫力は、まさに日本三大祭りの名にふさわしいものだと、大阪人の自負を感じました。
他に類を見ない水上での祭りはまるで水上ステージ
どこを歩いても人で溢れかえっていました
さて、週も明け本来の姿に戻った大阪の街は祭りという禊を受け、夏の扉を開けたようです。
しばらく暑い暑い日が続く大阪です。
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タグ:天神祭り
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