冬にこのまままっしぐらか？――と覚悟を決めていたら（？）気持ちの良い気温の日々が続いているスイス。とはいえ、本格的に雪が降り出したら山へはしばらく登らないだろうなあ～、ということでこの山へ行ってみました、その名はシルトホルン（Schilthorn）、スイスアルプスの名峰の一つで標高 は2970mあります。

　山頂までケーブルカーをいくつも乗り継ぎ、約30分ほどで到着。展望テラスからはアイガーやユングフラウといった有名な山々に360℃囲まれ、圧倒されるばかりです。私たちがシルトホルンを訪れた日は快晴でしたが、気温はマイナス！

　ケーブルカーで山頂へ向かう際、眼下の岩山でたたたっと野性のヤギ（山ヤギ？）たちが親子で急な斜面を駆け下りていく姿を何度も見ました。ちなみにこのケーブルカー体験、高所恐怖症の人にとっては少し心臓どきどきものの経験となるようです……。

　シルトホルンへ来た一番の目的は、世界初の回転レストラン！平べったい円柱型のレストランの内部がゆっくり回転しており、食事を楽しみながら360度のパノラマビューも共にエンジョイできるという仕組み。　　
　でも食事を運ぶウェイター・ウェイトレスのスタッフの人たちは、位置が変わるお客さんの場所を探すのにちょっぴり大変そうでしたが――。（キッチンの場所は中央にあり固定位置にあったようなので）

　また、3000ｍ近くの高い山へ登るのが初めてだったこともあり、“高山病”（高いところに行って気分が悪くなったり、頭痛がおきたりする症状）の心配もしていたのですが、大丈夫でした。3,000mの高度で10％、3,500ｍの高度で30％の人がこの高山病になる可能性がある、という話を聞いていたのですが、いずれにせよ高い山では興奮しすぎたり、アルコール分を取りすぎたりしないのが賢明だとか。水もたくさん補給すると良いそうですよ！

　私は“高山病”にはなりませんでしたが寒さで“風邪”をひいてしまったので、しっかり着こんで行かれることオススメします（当たり前？）。

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