アイスランド

アイスランド:レイキャヴィク

佐竹 悦子(さたけ えつこ)

職業…主婦
居住都市…レイキャヴィク (アイスランド)

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遅ればせながら、新年明けましてオメデトウございます。
今日はアイスランドの元旦恒例の花火をご覧頂きたいと思います。


花火が打ちあがってる様子です

花火が打ちあがってる様子です

アイスランドではクリスマス期間は12月24日から1月6日までです。
花火を打ち上げる(!)ことが出来るのはこのクリスマス期間のうち12月31日から1月6日のみです。
期間中でも真夜中から朝の9時までは打ち上げ禁止ですが、31日と1日だけは例外です。

花火を売ることが出来るのは28日から1月6日までとなっており、年末どこの店も午前中で終わるのに花火を売る店だけは午後の4時まで開いています。


火事ではありません。毎年恒例のキャンプファイアーです

火事ではありません。毎年恒例のキャンプファイアーです


もう少し近くで見るとこんな感じ

もう少し近くで見るとこんな感じ

私の中で花火といえば、夏、河川敷での打ち上げ花火、お家でするなら線香花火、のイメージなのですが、アイスランドでは冬、です。
しかも家庭で打ち上げ花火です!(恐ろしい)
日本の新聞社が河川敷で花火師の職人さんを使って打ち上げるような花火を
家庭で年末年始に打ち上げるのです。
豪華絢爛、というか、もうゲリラ的な打ち上げ方です。
新年と迎える時間が近づくと花火もどんどん増えていき、明けたらそれはもう凄い勢いで花火を打ち上げます。
バイキング恐るべし!
例えるとすれば、日本全国の夏の花火大会を一箇所に集めて一列に並べて見てるような感じでしょうか。
特に男の子を持つ家庭のお父さんは打ち上げは必須という感じですね。


出歩いてはいけません。火の粉が降ってきます

出歩いてはいけません。火の粉が降ってきます

今年は500トンです。
3年前のアイスランドの経済崩壊前の年はたしか900トンだったと思います。
私たちは毎年主人の親戚の家に集まって年越しをしますが、そのときは年が明けて帰るとき、この花火の煙で街全体の空気が曇っていて前が見えないくらいでした。
家庭で飼っているペットだってびっくりして震えているし、いつも飛来してくる雁の群れもどこかへ逃げていきます。
環境保護はいいんですか?って心配してしまうのですが、雁はやっぱり鳥ですね。
3歩歩いたら忘れるんでしょう。毎年戻ってきてますから。

アイスランドの元旦花火、百聞は一見に如かず。

それでは、imaサイトをご覧の皆様、こちらの御優待席からどうぞ!↓

http://www.youtube.com/watch?v=Col04wmDRLk


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  • 1 コメント

1 - Comments

ima管理人より:

2011 年 01 月 30 日 09:25:57

花火の打ち上げ期間、販売期間について訂正しました。

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