受信料を取られないアメリカの公共放送局
2011.04.04 up
WGBH(ボストン公共放送局)の外観
日本のNHKみたいな公共放送局はアメリカにもありますが、国全体の放送局はありません。私が住んでいる辺りでは、マサチューセッツ州ボストンの公共放送局、WGBHがあります。ニューイングランド地方に放送しており、ラジオから放送を開始しましたが、今ではラジオ・テレビ共に複数のチャンネルがあります。
アメリカの公共放送は、NHKのように受信料を財源としていません。WGBHでは州や政府、また個人の寄付金が大きな財源となっており、その他は広告収入などで運営されています。
WGBHの建物は大通りに面している
ご覧の通り、WGBHの建物は大通りに面しており、窓を多めにして、内部を見せるようなつくりになっていますが、窓は三枚構造になっており、防音設備がしっかりしています。そのため消防車や救急車が通っても、サイレンが内部に聞こえないようになっていて、放送には影響がありません。
また、リサイクルの鋼鉄でつくられていたり、屋根にはソーラーシステムのパネルが取り付けられていたりして、環境にも貢献できるつくりとなっています。
ちなみに皆よく知っているセサミ・ストリートは、PBS(Public Broadcasting Service)「非営利の公共放送ネットワーク」でつくられたもので、WGBHでも制作・放送しています。
【WGBHウェブサイト】http://www.wgbh.org/
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