
仲よく手をつないで歩く、女性同士のカップル
アメリカの婚姻制度は州によって違いますが、現在、マサチューセッツ州、コネチカット州、アイオワ州、バーモント州、メイン州、ニューハンプシャー州と、首都ワシントンD.C.では、同性結婚が認められています。
カルフォルニア州では、2008年5月に全米で2番目の同性結婚合法州となりましたが、
同年11月に、住民投票によりそれを禁止する法案が可決されました。しかし、住民投票前に結婚した同性カップル約18,000組の婚姻はそのまま有効となりました。
同性結婚を認めていない州では、認可される州で行った婚姻の効力を認める州と、それさえも認めない州に分かれます。
2004年5月に全米で初めて同性結婚が認められた、ボストンのあるマサチューセッツ州では、同性カップルをよく見かけます。韓国では仲のいい大人の女性同士が手をつなぐこともあるそうですが、アメリカではカップル以外の大人は手をつながないのですぐにわかります。
同性愛を禁じているキリスト教と、合衆国憲法で定められている「いかなる人種や思想でも国民は皆平等」の対比する考えの間で、同性結婚を法的に認めるかどうかの話し合いは繰り返し行われてきましたが、最近発表されたアメリカの世論調査では、同性結婚を認める人が、認めない人を初めて上まわったそうです。
また同性結婚は認めなくても、男女の夫婦と同様の権利を保障するパートナーシップ法がある州もあります。この流れで行くと、だんだんと同性結婚を認める動きになりそうな気がします。
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