活況な自動車業界 にぎわうモーターショー
2011.07.27 up
インドネシア国際モーターショーも会場。各社のブースでは、環境保護に対する取り組みや技術紹介も行われました
第19回インドネシア国際モーターショーが22日、ジャカルタ国際展示場で開幕しました。テーマは「持続可能なグリーン・テクノロジー」。会場では、32のメーカーや関連企業など256社が出展し、各社がインドネシアで販売する主力機種やハイブリットカー、電気自動車などを展示し、多くの来場者でにぎわっていました。
インドネシアでの自動車業界は活況が続いています。好調な内需に支えられ、今年は、昨年に記録した国内販売台数の76万台を上回るのはほぼ確実とみられている。
インドネシア自動車工業会は、今年の入場者目標を昨年実績を上回る30万人とし、総制約額の目標も2兆7000億ルピア(約250億円)と強気に設定しています。
ホンダのブースで展示されている自動車
■渋滞が深刻化 2~3キロに1時間も
一方で、首都圏の渋滞問題が深刻化しています。運輸省は、2014年には二輪車・四輪車の道路占有面積が道路の総面積を超える「グリッド・ロック」の状態となり、交通機能がまひすると指摘している。
米市場調査会社によると、都市における自動車の平均速度、費用、快適さなどの項目から計算した調査で、ジャカルタは世界23都市の中で最下位。ラッシュ時に車で移動するときは、わずか2~3キロの距離でも1時間を要することがあります。
渋滞を回避するために、日本の円借款で建設されるMRT(大量高速交通システム)プロジェクトが進んでいますが、政府が掲げる都市計画の実施には遅れが出ており、早急は改善は見込まれていない状況です。
昼過ぎにジャカルタの中心部にあるロータリーで撮影。右側車線は大型バス専用レーンで、二輪車は左側2車線を走る決まり
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