カナダ

カナダ:バンクーバー

西川 桂子(にしかわ けいこ)

職業…翻訳者、ライター、記者
居住都市…バンクーバー(カナダ)

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カナダ赤十字がHPなどで販売している72時間用の防災キット

カナダ赤十字がHPなどで販売している72時間用の防災キット

バンクーバー時間で10月27日(土)午後8時すぎに、カナダ西部クイーンシャーロット島沖で地震が発生しました。この地震はM7.7と大きかったこともあり、日本から「大丈夫か?」と多数、問い合わせをいただきました。

クイーンシャーロット島はバンクーバーから約750キロメートル離れていることや、地盤が横に動いたために、バンクーバー周辺で揺れを感じたのは、一部、高層ビルにいた人ぐらいで、私を含めて、ほとんどの人は、気付きもしませんでした。

私がカナダに来た1994年ごろから、既にバンクーバーに大きな地震が起こるのは時間の問題と聞いています。この夏にも、新しい研究報告が発表され、やはりバンクーバー、ビクトリア、そして南の米国シアトルやポートランドは、今後20~50年の間に大きな地震が発生する確率は3分の1ということでした。

今回の地震でカナダで勧めている防災キットについて再確認することにしました。

・バックパックなど防災グッズを入れるもの
・毛布か寝袋
・水
・ロウソクとマッチかライター
・服、靴
・救急セット
・懐中電灯と電池
・めがね、コンタクトレンズ
・調理不要の食料
・ID,保険、その他重要書類
・常備薬
・小銭を含むお金
・テレフォンカード
・トランプやゲーム
・ラジオと電池
・トイレットペーパー
・笛
(バンクーバー市のウェブサイトより)

日本の防災グッズのリストをしっかり見たことがないのですが、トランプには少しびっくりしました。それからテレフォンカードもいまどき使える電話がないので不思議に思ったアイテムのひとつです。

何よりも、困ってしまうのが水。カナダでは3日間は政府のヘルプが来ない可能性もあるとして、自分たちで用意しておいて欲しいと、一人1日、4リットルとあります。

たとえば、我が家の場合は4リットルx3日間x5人で60リットル。飲料用はこのうちの半分ということですが、それにしてもこれだけの水を備えておけと言われても、実際的ではないような気がします。


地震の翌日ののどかな光景。

地震の翌日ののどかな光景。





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