カナダ

カナダ:バンクーバー

西川 桂子(にしかわ けいこ)

職業…翻訳者、ライター、記者
居住都市…バンクーバー(カナダ)

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We Day

We Day

我が家の14歳になる娘が、Free the Childrenという活動に、ここ2ー3年、関係しています。

Free the Childrenは、カナダ人、クレイグ・キールバーガーが12歳のときに設立した国際協力団体で、フリー(Free)は、「自由にする」という意味。すなわち「子どもを自由にする」という意味で、貧困や児童労働、そして、子どもには社会や世界を変える力がない、という考えから、自由にすることを目指しています。

12歳の少年が始めたことから、子どもが主体になって活動していて、カナダで最も有名なのが、We Day。Iではなく、We。利己的でなく、みんなのことも考えようを合言葉に、大きな会場に、ミュージシャンやプロのスポーツ選手、社会活動家が来て、子どもたちにメッセージを届けるイベントです。

We Dayはお隣のアメリカでも行われるようになっていましたが、今年は英国でも開催されたそうです。


ハロウィンにはお菓子の代わりに、缶詰の食品の寄付をお願い

ハロウィンにはお菓子の代わりに、缶詰の食品の寄付をお願い

We Dayはお祭りだけでなく、これまでにも仲間でミサンガを作って販売して、その売上げを寄付したり、ハロウィンにはHalloween for Hungerとして、お菓子の代わりに缶詰の食品を寄付してもらって、それを届けたりしていました。

その娘も今年から高校生(9年生なので日本では中学3年生ですが)。新しい学校で、どんなことをするのかと思っていたら、1円ならぬ1セント募金をしているそうです。


1円玉に相当する1セント玉を集めています

1円玉に相当する1セント玉を集めています

1円玉に相当する1セントは、油断するとすぐ集まって邪魔になります。その1セントを集めて、寄付するというもので、「100円募金して~」というより、気軽なのも魅力。そしてちりも積もれば山となるで、なんと1000ドル(約8万円)以上集まったと聞きました。

大きなことをしなくても小さいことの積み重ねで、世界を少しずつ変えることができる。そう信じて頑張っている子どもたちを、我々大人が見守っていけたらなと思います。




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