フランス

フランス:パリ

別紙 敦子(べっし あつこ)

氏名=別紙敦子
職業=観光業
居住都市=パリ(フランス)とバルセロナ(スペイン)年間1:2の割合で、行き来しています。

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 ミッテラン国立図書館内ロビー。ゆったりしたスペース空間

 ミッテラン国立図書館内ロビー。ゆったりしたスペース空間

パリ在住の多くの学生は、頻繁に図書館を利用している印象があります。
広い空間、優しい日の光、静かな環境があり、冷暖房完備、そして出会いの場でもあるわけですから、朝から閉館時までいる方も、少なくは有りません。
イスやテーブルが無くても、床に座って勉強をしている人もいるくらいです。
狭い自宅の部屋にこもっているより、断然はかどると言います。

そんなパリの代表ともいえる、2つの個性的な図書館をご紹介いたします。

一つは、ジョルジュ・ポンピドーセンターです。
パリの中心部レ・アール地区にあり、パリ建築物の中では異質な建物です。


ジョルジュ・ポンピドーセンターの建物北側から撮影したもの

ジョルジュ・ポンピドーセンターの建物北側から撮影したもの

大きなダクトが建物外壁に納められ、4つの色から構成されていて、

青―空気エアコン、
緑―流体水の回路、
黄―電気被覆、
赤―セキュリティ・リフト

…と、見た目は、凄く驚きます。
コンセプトは進化した空間。鉄鋼とガラス、各階7メートルの天井、何をとっても、パリのレトロの雰囲気から飛び出た存在です。
ここは、以前に北野武さんの映画が約50本上映された会場で、映画館や美術館、最上階にレストランなどもあり、とても人気があります。


元大統領ミッテラン氏が積極的で建築されたので、彼の名がついた国立図書館

元大統領ミッテラン氏が積極的で建築されたので、彼の名がついた国立図書館

もう一つは、都市の生活の中で対照的な、「静寂」と「平和」を追求した建築にしたのが、フランソワ・ミッテラン国立図書館です。
『ルイ14世に貢がれた「地球儀」』が展示しています。*2011年11月20日付け記事に掲載

この建物の外観はユニークで、4冊の本を開いて立てた状態です。
この4棟は、ロビー階で繋がっているのですが、遠くて行き来に一苦労します。
中央に1ヘクタールの大木の緑地があると言えば、想像がつくでしょうか?


セーヌ川の橋の上から撮影し、巨大な4棟の建物を写真に収めるのに成功

セーヌ川の橋の上から撮影し、巨大な4棟の建物を写真に収めるのに成功

ポンピドーがリシャー・ロジェー氏と他2人、ミッテラン図書館の方は建築家ドミニック・ペロー氏と、共に有名な建築家が手掛けて、ただ市民が利用する公共施設とは、あなどれない個性的な建築。

私は、観光スポットとしてお勧めしたい!



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