
ト--フ・カタランの豆腐 1丁2.10ユーロ/約228円
仕事で欧州を中心に15か国訪れた清水建宇(たてお)さんは、定年後 一番気に入ったバルセロナに移住すると決めていました。
そして 第二の人生は、「豆腐屋」としてスタートです。
その理由は、この街に豆腐と油揚げが無かったから!
海外在住日本人であれば、誰もが恋しくなるのは、「日本食」です。
無理なく海外暮らしをするための、必要条件であると思います。
国籍問わず モロッコ人、ロシア人、アフリカ人…と、彼らは欧州に住んでいても、普段自国の料理を作って食べている人が多いです。

清水建宇氏。店内で作り、出来立てを売る。使用前後1日2回機材を洗うのでピカピカでした。
現在、欧州の大都市であれば、入手可能な日本食品ですが、本物の「日本の豆腐」は、意外に少なく、長期保存が可能なものです。
そこで清水さんは、自分で作ることを考えたのです。
彼は、今まで料理職人でもなんでもない、朝日新聞の事件記者(主に殺人事件)。
「週刊朝日」の副編集長や、「論座」の編集長。ニュースステーションのコメンテーターとしても知られたジャーナリストでしたから驚きです!!
50代に、伊能忠敬の「一身二生」という言葉に打たれ、記者と無関係なことをやりたいと思ったそうです。

奥さまは、店頭で接客。とても感じが良い方でした。
スペイン語を学び、地元の豆腐屋で修業、60歳の定年後わずか2年で、バルセロナに店を開店したのです。
彼のパワフルさに感服です!
お豆腐ベースのお弁当やお惣菜も置いていました。
外国人に人気は、ヒジキと豆腐、また厚揚げの煮物だそうです。
ヒジキなど健康食品として、スペインの雑誌などで話題にしているので、興味を持つ人も増えてきています。

日本人客からの要望もあり、納豆も作り始め、販売。1個約130円
昨年の震災時は、祖国を心配する日本人の客足も減り、外国人客は原料のルートを気にし、3か月間ほど影響があったそうです。
それでも多くの人に、お豆腐の食べ方を知ってもらいたいと頑張り、今では採算が取れてきたと言う事です。
でも、給料はゼロ!とのこと。

東風カタランTOFU CATALAN. バルセロナ市Aribau通り 119番地
私は、冒険精神を忘れない突き進む生き方に触れ、ドキドキしました。
こんな素敵なお豆腐屋さん。
海外在住日本人を、幸せにしてくれるに違いありません♪
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タグ:豆腐,バルセロナ,一身二生,TOFU CATALAN
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2 - Comments
とーはたより:
2012 年 03 月 18 日 20:26:39
どっかで聞いた名、顔。ジャーナリストの清水建宇さんだったのですね。彼の記事読んでましたよ。
こんな風に人生を展開していかれるなんて、素敵です。かっこいいです。バルセロナに行くチャンスがあれば絶対訪問してみたいです。お会いすることがあれば、応援メッセージ届けてください!
別紙あつこより:
2012 年 03 月 19 日 18:41:32
とーはた 様
記事を お読みいただきありがとうございます。
私も、生きることを大事にしている清水さんを かっこいいと思いました。
清水さんに、必ず メッセージをお伝えします。
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