オランダ

オランダ:ヘルダーランド州

東畑 るり子(とうはた るりこ)

職業…ライター、翻訳、調査 業務
居住都市…ヘルダーランド州 オランダ

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オランダ人の母国語はオランダ語ながら、ネイティブ並みに英語を操る人も多いです。そんなバイリンガルたちですら、身にしみこんだ思考パターンは、第二言語をしゃべるときに ひょっとでてきてしまうのです。


いい例が数字の数え方です。

二桁の数字のカウント方法は一の位からとなっています。なので27と数えるには、二十と七ではなくて、七と二十のように一の位から発話していきます。

簡単に頭が切り替わらないのは万国共通のようで、数字絡みの話題の時は要注意です。

たとえば、「オランダ出身のトップモデルがハリウッドでバカ受け」というような話をしているときに、その女性の年齢が72歳といわれたとします。聞いてる側としたら、「え?過去の話かしら」それとも 「今の時代のマーケットアプローチとして、シニアモデルが新しいトレンドなのかしら」と、頭の中で72歳が踊りだしてしまい、話が噛み合わないことこの上ないのです。

番地などをこの調子で教えられたら、笑い話ではすまないこともあります。そんなこんなで、最初のころは相手がオランダ語の思考回路のまま英語を話しているとは夢にも思わないので、ミスコミュニケーションの連発でした。謝らない人も多いので正直ストレスがたまることもあります。

今は用心に用心を重ねて、数字や度量衡や時間に関しては、表現方法をかえたりして念押しを多重にすることにしています。それでも、ミスコミュニケーションはゼロにはできないのが現実です。





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