デジタルよりアナログ時計がよろしいようで
2012.04.07 up
外国人泣かせの時刻いいまわし、辞書から
オランダ語を習い始めたころ、泣かされたのが時計の見方でした。
例えば10時半というのは、ハーフエルフといいます。
ハーフは半分、エルフは11です。日本人の感覚ですと10時を30分過ぎているとなりますが、オランダでは「11時まで半時間(30分)ありますよ」と計測するのです。
で、この何時半というのが、基点になるので、話はますますややこしくなります。10時20分、10時35分の例でみてみます。
まず10時20分は、オランダ語で ティンフォー、ハーフエルフです。直訳すると、「10分前。10時までまだ半時間ある時刻から」
つづいて10時35分は、オランダではファイフオーバー、ハーフエルフといいます。直訳は「5分過ぎ。10時までまだ半時間ある時刻を」
オランダ人のパートナーに「頭がこんがらないの?」と聞いたら、ネイティブにもかかわらず、どうもすっきりしない感覚があるそうです。子供のころ学校で、こんがらかったと言ってました。
デジタル時計だと、10という数字が先に目にはいってくるので、(エルフ;11)と、とっさに言葉にするのが難しいと思うのですがどうなんでしょう。とにかく理屈ではないのです。習うより慣れろです。
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