特急電車の無料WIFIで、通勤’通学はネットし放題。
2012.05.31 up
乗車中、PCを広げて勉強する学生
オランダのインターシティ(快速特急のようなもの)は、無料のWIFIサービスを提供しています。
電車に乗ると、誰かがPCを使ってゲームをしたり仕事をしたりしている姿を必ずみかけ、乗車中のインターネットは切っても切れない関係です。セッション数は2011年1月に14万だったのが、年末には66万3千と跳ね上がっています。
無料のWIFI マーク
現在137の列車でWIFIが使え、2013年末までには365全ての列車に装備したいとNS(オランダ国鉄)は話しています。今後有料サービスになるかどうかは未定ですが、少なくとも今年いっぱいは無料です。
ICT(情報通信技術)で、列車の乗客の満足を向上させるための国際会議もあります。(開催地はロンドン)
きたる6月13日、14日には、第7回目の 「WiFi on Trains Conference ? Train Communications Systems 2012」が開催され、エジプト、ハンガリー、デンマーク、アメリカ合衆国、アイルランド、イスラエル、イギリス、ドイツ、その他ヨーロッパ諸国の参加が決まっています。
今 この分野は急速に成長し、世界的な注目産業なのです。鉄道も新時代を迎えています。
参考サイト)
http://www.traincomms2012.com/
電車の中でもよおしたら どうすればいいのですか? 新聞記事
でも、乗客としては「遅延しない」「清潔な美しいトイレ」といった項目のほうが優先度が高いです。オランダの電車は事故が多く、大いに信用度を失っています。
アムステルダム駅近くで列車が正面衝突
http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=2012422203753
そのうえトイレは未だ ポッタン式で、うんちで滑ってブレーキがきかず 数年前には脱線事故もあったような状況です。また設備費用削減のためにWCをなくす話が昨秋にでたことがあり、オシッコをするためのプラスティックバックを持ち込み・・・「でも、それをどこで使うんですか!」と大騒ぎになったこともありました。 その後政府は「お騒がせしました、WCはカットしません」と謝罪していました。なんともアンバランスなオランダ列車事情です。
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