｢日本には、すごいインコがいるらしいよ!｣｢えっ、どんなインコなの?｣｢住所が話せるんだってさ!そのお陰で家に帰ってこられたんだって!｣こちら時間で5月2日の夕方、お茶の間の話題をさらったのは、住所を喋って無事、帰宅することができたセキセイインコのピーコちゃんでした。

ピーコちゃんの話題は、NOSという、オランダでも最大の放送局によるニュースで発表されたほどで、国中の関心を集めました。隣の人から、｢日本にはすごいインコがいるんだね!｣といわれて早速ネットで調べてみたら…。オランダの大手新聞社によるネット最新版にも、ピーコちゃんの話がトップで掲載されていました。

セキセイインコは、中高年の人たちを中心に、大変人気があります。特にシルバー世代では、老人ホームを中心に、一家に一羽は飼われているといわれているほど。そのしぐさの可愛さ、色の美しさ、さえずり、人懐こさが、万人に愛されています。

｢喋れる鳥｣というと、アフリカ産のヨウムが代表とされ、セキセイインコは余りおしゃべりが上手ではない、というイメージがあったようですが、今回のピーコちゃんの”快挙”によって、セキセイインコも立派に喋ることが出来ることの証明にもなったわけです。それも、ただ何かを話すだけではなく、住所が話せるという事実に、オランダ人たちが驚いたのはいうまでのこともありません。

隣人である老婦人も、セキセイインコを飼育しています。今回のニュースを聞き、早速、自分の愛鳥にも住所を教えると、はりきっています。彼女曰く、｢難しい日本語の住所が話せるのだから、オランダの住所を喋るなんて、簡単そのものよ!｣だとか。住所が話せるセキセイインコが、オランダ中に増える日も近いかもしれません。

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