「母の日」は、世界中で祝われているお祭りで、特に一年の中の5月に集中しています。
フランスもスペインもまた然り、5月です。
通常　低学年の子供たちが、学校でお菓子やオブジェをこしらえて、彼らのお母さんにプレゼントをします。

この日を機会に、全ての年齢層の大人が、感謝の気持ちを込めて、彼らの母に贈るのも勿論ありです。
フランス人の友人は、毎年遠くにいても花束を贈っています。
子供たちは、お母さんに喜んでもらおうと、「パスタの首飾り」や「粘土の花瓶」などを張り切って作るのです。

母の日に、息子が詩を暗唱してプレゼントしてくれました。

フランスの学校で、詩をプレゼントと一緒に贈るようにアドバイスされたのです。
母の日のプレゼントとしては奇妙な題名で、「全てが　すり減る」という言葉を聞き、ドキリっとしました。

フランスと日本の概念の違いが感じられるものでしたので、皆さんにご紹介したいと思います。


―すべてがすり減る―

生活の中で、全てがすり減ります。
僕の靴、僕の鉛筆、消しゴム…（中間は省略）
でも、僕は、一つだけ絶対に擦り減らないモノを知っています。
それは、僕のキスを受ける「ママの頬」

そして、子供たちは、ママに抱き付き　キスするのでした。

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