石造りの街並みに異空間を楽しむ―ボルドーに日本居酒屋
2012.07.04 up
日本の居酒屋を彷彿させるメニュー
ビールに焼き鳥
日本の居酒屋と何ら変わり映えのしない組み合わせですが、実はこれボルドーにある居酒屋さんなんです。
マルシェ・ドゥ・カプサンの裏、カプサン広場にその店はあります。名前は炭(すみ)。
私は散歩が好きで、よくこの道も歩いていたのですが、どういうわけか今まで見つける事が出来ず、結局帰国ギリギリに発見してしまいました。
あれだけ日本の居酒屋が恋しく感じていたのに、そして今となってはあと1週間後には日本にいるというのに、人生とは非情ですね。そうは言っても、見つけたからには入らないわけには行かないというわけで、一人でそのお店に向かったのです。
カプサン広場にある居酒屋「炭(すみ)」
次の日から仕事が始まる日曜の夜だと言うのに、周辺のお店を差し置いて、お客さんは外にまで溢れかえるほどでした。
店員さんはほぼ全員日本の方で、日本人のお客さんもいらっしゃったので、何だか本当に日本にいる様な、異空間にいるような、不思議な感覚でした。
賑わう店内 日本人のお客さんもいらっしゃいました
メニューも非常に豊富で味も美味しく、日本の居酒屋を彷彿させるには、満足できるものでしたが、フランスにあるというだけあってキリンビール500Mlが8ユーロ(約800円)、小ぶりの串もの類が1.9ユーロ(約190円)と少々値は張りますが、「日本には帰れないけれど、どうしても一杯やりたい!」という時にはもってこいのいい飲み屋さんだと思います。
ボルドーには日本の居酒屋の様につまみからしっかりとしたご飯類まで何でもあるという様なパブはなく、レストランでしっかり食事をとるか、パブやバーでオリーブやナッツをつまむかと言った具合なので、こういう形式の店は珍しく、日本食だという事もあって、人気を得ているんじゃないかなと思いました。
とにもかくにも、もっと早く見つけていたかったという事を悔いても悔いきれない思いでいっぱいになりましたね。
店員さんも気さくな方たちばかりだったので、特に滞在が長い方は一度行かれたらよいのではないかと思います。
レポーター「佐々木ののか」の最近の記事
「フランス」の他の記事
1 - Comments
大場いちかより:
2012 年 09 月 23 日 21:05:42
突然のコメント失礼します。
私も現在ののかさんと同じボルドー第二大学の社会学部に留学しています。
この居酒屋、私も先日歩いていたらたまたま見つけました!
もしよろしければ色々お話しを聞きたいので、メールして頂けたら嬉しいです。
宜しくお願いします。
Add your comments