しばらくレポートがご無沙汰してしまいましたが、１歳になったばかりの息子を連れて年末から、実家のある金沢に一時帰国していました。乳児連れのフライトについては、まず小さな子供を飛行機に乗せること自体、賛否両論があると思うのですが、うちの場合は母親が持病持ちで飛行機に乗れないのと、もう１年以上もたつのに初孫に会わせていないという現実があり、夫のクリスマス休暇を利用して、ついに日本行きを決断。しかし、今回のフライトは予想外のアクシデントが重なり、想像を超える大変さでした。。

まず、飛行機は米系エアラインだったのですが、空港に早く行ったのに行きも帰りも満席で、バシネットが取れなかったことから始まり、眠れない、普段、滅多に食べ物を吐いたことのない息子が機内で出たベビーフードにあたって何度も吐いて夫と共にゲロまみれに。そして、あろうことか成田からNYの帰りの飛行機が到着寸前で、JFK空港からまさかの着陸拒否。直行便だったのにデトロイトに緊急着陸することになり、いったん荷物を引き取って入国審査し、JFK行きの便を待つことに。極めつけは、やっとNYに到着したと思ったら、預け荷物が全て紛失。(数日後に行方が分かりましたが)
結局、トータルで8時間の遅れ。金沢を出てから28時間後に自宅に辿りつきました。

そんなこんなで、フライトこそ修業並み？に過酷でしたが、日本に到着したら全てがスムーズ。そうです、ここはお客さまは神様の国でした（笑）。

まず、成田に到着して感じたこと。それは日本のサービスが素晴らしい！！　日本にいると当たり前なのかもしれませんが、国内線の乗り継ぎカウンターで乳児連れの私達を見た受付のお姉さんが即、「ベビーカーご用意しましょうか？」と声を掛けてくださって、30秒とたたないうちに用意してくれたんです。その無駄のない動きと、優しい笑顔に圧倒されました。
これがＮＹなら、まず言わないとサービスが受けられない(そもそも空港でベビーカーの貸し出しすらない)、言っても面倒くさがられてとにかく遅い、極めつけに貸し出し用のものは掃除された気配すらなく綺麗ではない、の３本立てです。

金沢では、滞在したホテルでもすぐに名前を覚えてもらい、ベビーベッドをリクエストしたら無料で貸し出してくれました。質問をすれば、すぐに返事が返ってくるどころか、それ以上のサービスを提案してくれるという日本では当たり前のことでも、海外に長く住むと(国にもよるのかもしれませんが)余計に有り難く思います。

日本のサービスのレベルの高さは世界一かもしれないですね。
しかも、それでいてチップが必要ないなんて、素晴らしすぎです！！

レポーター「フミコ アンスポー」の最近の記事

• ネクタイで作るイースターエッグ
• 長かった冬もこれでおしまい？ ホットアップルサイダー
• 納得いかない！移し替えるお弁当

「アメリカ」の他の記事

• アメリカで水素自動車オーナーになって９ヶ月経ちました
• サンフランシスコでは完全無人のタクシーは一般化されている
• アメリカ　車不足