カナダ

カナダ:バンクーバー

西川 桂子(にしかわ けいこ)

職業…翻訳者、ライター、記者
居住都市…バンクーバー(カナダ)

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業者のウェブサイトより www.nickelbros.com

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車で走っていたら、横を「家」が走って行ったら...?

初めて見たときには、びっくりして、まさに我が目を疑いました。

「LEGOの家でもあるまいに!こんなことが可能なの?」

後で夫に驚いて私が目撃したものについて尋ねました。


文字通りの家ごとの引っ越し

文字通りの家ごとの引っ越し

カナダではhouse relocationやhouse movingと言って、たまに見かけるということです。たまに...というのは、当然のことですが、簡単な仕事ではないため、コストがかかり、利用する人は多くはないからです。


折しも、日本から知人が来ていたので、私が見たことについて話すと、「日本でも住宅展示場の建物を運ぶことがある」ということでした。

住宅展示場なら、最初から、将来的には建物を動かすことも想定して作っていたのでしょう。でも、私が見たのはそれなりに古い建物で、移動させることを念頭に造られていたようには思えませんでした。

調べると「家の引っ越し」はどちらかというと「ヘリテージハウス」などと呼ばれる古い建物が多いようです。カナダは歴史が新しい国なので、古いものを大切にする精神が強く、築100年などといった建物は壊してしまうと「もったいない」と考える人も珍しくありません。

数年前にも、近くの古い建物が集まる地域で、開発により、3軒ほど家を撤去することになり、「家ごと」、つまり建物ごと販売していました。

家ごと引っ越しさせるのは、ヘリテージハウスだけではなく、リサイクリングの精神に基づく場合もあるそうです。なんといっても、家を壊してしまうと、「膨大なゴミ」が出るわけですからね。





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1 - Comments

尾田より:

2015 年 03 月 18 日 08:55:30

梱包の作業が省けていいなぁと単純に思ってしまいました(笑)!

なんて合理的なんでしょう!!

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