アメリカ

アメリカ:シアトル

ハフマン・ワカバ

職業…兼業主婦(メーカー勤務)

居住都市…シアトル(アメリカワシントン州)

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美しい景色が目の前に広がるビーチで、たくさんの人が眺めているのは携帯。ピカチューが捕れる場所だったのです!

美しい景色が目の前に広がるビーチで、たくさんの人が眺めているのは携帯。ピカチューが捕れる場所だったのです!

「ポケモンGOがやりたい!」「誕生日のプレゼントはポケモンGOをお願いします!」。北米でリリースされた7月6日から2週間、小学4年の息子が毎日こう言って私に懇願し続けました。「ポケモンGO? 新しいカードゲーム?」と思っていたら、アプリゲームでGPS機能が必要とのこと。小4の彼に携帯電話を持たせるのはまだ早いし、電子ゲームの時間が増えるのも困る。
ネガティブなことばかり思い浮かんで、ずっと断り続けていたのですが、少し自分でも是非を調べてみようと思いました。


その間、私の耳に入ってきたニュースや噂、実際目にしたこと――
・ポケモンGOをしていた人が崖から落ちた!
・ポケモンGO中のティーンネージャーが乗った車に男性が発砲!
・アメリカ国内では、捕れるポケモンが地方によって異なる。ワシントン州は鳥のポケモンが多い。
・マリファナが合法であるワシントン州では、マリファナ販売店で見つかるポケモンは「スリープ」らしい(日本名「スリープ」というポケモンの英語名が「Drowsy〈眠い、けだるい〉」。マリファナを吸ってけだるい感じのイメージとの結びつき?)
・犬の散歩中らしき男性が歩道で立ち止まり、携帯に見入っている。犬は先に行きたそうなのに…。
・息子が参加している日帰りサマーキャンプのカウンセラー(おそらく高校生)がロッカールームでやっていた→子供が着替えをするような場所でカメラを使用しているのは不適切、ということで即効キャンプの責任者に連絡しました。


そして、開始後数日しかたってないのにレベル14という会社の同僚にゲームを覗かせてもらったり、遊び方を少し教わったりもしました。飲茶レストランで手ほどきを受けていると、ポケモンが点心の上に登場。ポケモンが現実世界に存在しているように見えるのは面白いし、地図と関連付ける技術もよくできているなあ、という印象を受けました(不適切な場所との関連付けもたくさん見受けられますが)。
ティーンのお子さんを持つ同僚からもアドバイスをもらい、結局、私の携帯にダウンロードし、ポケモンGOをするときはいつもお母さんが一緒、という環境を作ることで、使用を許可することにしました。


シアトルでは今、日没が午後9時ごろなので、夕食後、子供との散歩兼ポケモンGOが日課になりつつあります。ポケモンが見つかるとバイブレーションで教えてくれるので、携帯画面をずっと見続ける必要はなく、ポケモンGO以外のことも話しながらの散歩です。たくさん歩くと卵からポケモンがかえったり、訪れる場所によって捕まられるポケモンの種類が違ったりもするらしく、行動範囲も広がりました。ポケモンGO、やってみたらネガティブなことだけではなかったようです。



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