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日本:東京

武藤 櫻子(むとう さくらこ)

職業…社長秘書、コピーライター
居住都市…東京都

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懐かしのパッケージ

懐かしのパッケージ

 幼いとき、毎日のように駄菓子屋さんに通って食べていたものの一つがあんこ玉でした。1個10円。小さなこしあんの玉にきな粉がたっぷりとかけられています。中に白いラムネのような物が入っていると当たりで、大きなあんこ玉がもらえます。幼いながらも和のテイストの渋いアイテムを気に入っていたんだなと思いますが、私にとって思い出の味です。


こちらが大屋商店です

こちらが大屋商店です

 ある日ふと思い出し、ネットであんこ玉を検索し、今も販売していると知り、日暮里にある駄菓子問屋で売っていることも分かりました。店の名前は「大屋商店」。駅からすぐの現代的なビルの2階です。日暮里はもともと駄菓子問屋が100軒近く集まっている問屋街でしたが、今ではこの店しか残ってないそうです。

 店に入ってすぐお目当てのあんこ玉を見つけました。パッケージも変わっていません。懐かしい! 当たり付きの大きなあんこ玉が(700円だったかな?)、小玉だけ(350円)もありました。せっかくなので大きいサイズを買いました。正式名称は「元祖植田のあんこ玉」。


大量の駄菓子が山積みになっています

大量の駄菓子が山積みになっています

 人気商品で、神奈川県からわざわざ買いにくる人もいるそうです。日持ちは1週間ほど。週に3回仕入れていて、予約も受け付けています。私が行った日はちょうど仕入れた日だったのでたくさんありました。ラッキーでした。


懐かしい! このきな粉がかかったあんこ玉

懐かしい! このきな粉がかかったあんこ玉

 家に着いて箱を開けると変わらないその姿。一つ食べると、そうそうこの味。日がたつにつれ外側が少し固くなるんですが、その食感も小さいときに食べた食感と同じで感動しました。大人になって駄菓子を食べるとチープな味わいで残念な気持ちになるものもあるんですが、あんこ玉は変わらぬおいしさ。大人も楽しめる味と程よい甘みです。ちなみに中に入っているのはラムネではなく、変わり玉というそうで、甘くて丸いあめのようなものです。


アタリは中に白い玉

アタリは中に白い玉

 社会人になってから、友人にあんこ玉の話をすると知らない人が結構いました。このあんこ玉は関東エリアを中心に売られていたようで、私はてっきり全国的にみんなが小さいときから食べているもんだと思い込んでいたのでその事実が衝撃的でした。興味のある方は、ネットで買えるのでお試しくださいね。


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