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日本:東京

武藤 櫻子(むとう さくらこ)

職業…社長秘書、コピーライター
居住都市…東京都

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ついに見ることができました。

ついに見ることができました。

 イタリアの旅では、ミラノにも滞在したので、ユネスコの世界遺産に登録されているサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会にある、レオナルド・ダ・ビンチが描いた「最後の晩餐」を見てきました。

 見学は完全予約制で1度に入れるのが30人、制限時間は15分です。チケットの入手方法は、ネット、電話、現地の窓口。ネットにアクセスしてみると、カレンダーが出てきます。日にちの部分をクリックしてみても何も起きないのでどうなっているのかと思ったらすべて売り切れ。まだ2カ月以上先なのに驚きました。


ちょっと暗くて、一層ぼやけて見えます

ちょっと暗くて、一層ぼやけて見えます

 そこで、調べてみると電話予約でチケットを取った話が載っていたので、電話をすることにしました。クレジットカード、日にち、時間、人数、Eメールアドレスを英語で伝えられるように準備して、国際電話をかけてみると、イタリア語のアナウンスが流れて意味も分からないまま切れてしまいます。

 何度か試してみてもダメでした。そして、翌日かけてみると前日とは違うアナウンスが流れたのですが、なかなかつながりませんでした。さらに次の日、イタリアの営業開始時間に合わせてかけてみると英語かイタリア語のガイダンスを選択するように言われて、英語を選択すると保留音が流れ、そのまま数分待っているとプルルという音がしてようやくつながりました。

 英語で伝えなくてはと気合を入れていたんですが、オペレーターは日本人でした。日本語で希望日を伝え、とても簡単に予約することができました。チケットは10ユーロ、予約手数料が2ユーロの合計12ユーロ(約1500円)。自分で予約できない場合は、割高になりますがツアー会社に頼んで予約することもできますし、直接足を運んで窓口で当日のチケットを手に入れられた方もいらっしゃるそうです。


みんな撮影しています

みんな撮影しています

 予約当日、早めに着きTICKETとかかれた建物で予約番号を見せるとチケットを発券してくれました。隣の建物が入り口で、時間まで待ち、ついに順番がきました。

 薄暗くて広く細長く涼しい空間。肝心の絵ですが、真ん中に位置するキリストが12人の弟子の中に自分を裏切る者がいると予言したワンシーンが描かれていています。裏切り者はユダで、絵の中の左から5番目で黒いあごひげをはやしており、右手には裏切りで手に入れたと推測される銀貨の袋を持っています。

 また、右から2番目の白髪の白いひげの男性はダビンチ自身を描いたといううわさもあります。


こちらは教会。中庭から撮影しました

こちらは教会。中庭から撮影しました

 この絵はテンペラ絵の具を使ってあるので劣化が早く、絵の一部か切り取られたり、間違った修復が施されたり、武器庫や獄舎としても使われてひどく劣化が進んでいました。

 1978年から20年かけて修復が行われて現在のようになったそうです。そういう経緯があったせいか、よく見えない部分や、ダビンチの絵としてはぼんやりとした印象を持ちました。15分も一つの絵をじっくり見ることはなかなかないので、ちょっと時間が余ってしまいましたが、せっかくミラノに来たので見ることができてよかったです。


教会内部

教会内部

 ちなみに「最後の晩餐」はイタリア語でCenacolo Vinciano(セナコロ ヴィンチアーノ)と言います。


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