温室の中で食事できる地産地消レストラン
2018.05.25 up
オランダ移住以来ずっと行きたかった場所がありました。それは、アムステルダムにある「De Kas」(デ・カス)というレストラン。2001年のオープン以来、「究極の地産地消レストラン」として予約の取りにくい人気店になっています。人気の秘密は何と野菜を育てている温室の中にレストランがあるということ。この店、実は店名もそのままオランダ語で「温室」という意味なのです。
その人気店を訪れる夢がついにかないました!
オーナーシェフであるヘルト・ヤン・ハーヘマン氏はもともと別のお店で人気シェフとして活躍していたのですが、過労で休養していた時期があり、その際に家庭菜園に目覚めたのだそう。
そんな時期に、70年以上で廃屋状態だったこの温室に偶然出合ったことから温室レストランの構想を思い着いたのだとか。
温室で採れる野菜やハーブは、新鮮なままその日のレストランのメニューに使われます。お店のスタッフが説明してくれたのですが、レストランの食材の80%はこの温室や自分たちの農場で採れています。自給できない食材も、なるべく地元の農家や酪農家から仕入れることを心掛けているそう。
食材にはこだわりを持っているので、その日のコースメニューはたった1種類のみ。シェフが当日の食材をベストなスタイルでサーブしてくれます。
筆者が訪れたのはランチタイムでしたが、ランチもコースのみでアラカルトはありません。野菜を中心とした3コースメニューで、メインはカリフラワーのローストでした。最初は「野菜中心だと物足りないかな?」と感じていましたが、最後は満腹で、デザート(4コース目のオプション)までたどり着けませんでした。
おいしいメニューだけでなく、温室の中という特異な環境も人気の理由の一つ。高さ8メートルもあるガラス天井の温室のレストランは開放感抜群でした。昼は太陽の光を、夜は月を見ながらディナーを堪能できます。そして筆者が訪れた日は暖かい快晴だったので、テラスでの食事が楽しめました。
オランダはアメリカに次ぐ農業大国。こんな地産地消レストランは、まさにオランダ的と言えるのではないでしょうか。オンラインでも予約可能ですので、アムステルダム旅行の際に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
参照サイト:Restaurant en Kwekerij De Kas - Amsterdam
https://www.restaurantdekas.nl/home
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