メキシコ

メキシコ:グアダラハラ

龍崎 節子(りゅうざき せつこ)

職業…民芸品輸出、撮影コーディネート、通訳翻訳
居住都市…グアダラハラ(メキシコ・ハリスコ州)

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 夏になる前に、友人たちと海辺にキャンプに行きました。私の住んでいるグアダラハラから西南に約5時間、車を飛ばします。

 メキシコ人は皆、夏には海に行きたがりません。なぜなら、暑すぎて楽しくないから。私も何度か夏に海に行っていますが、水に浸かっているかクーラーの効いている部屋にいるかのどちらかです。普段「夏には涼しい」高原地帯にいるとどうも涼しく快適な場所を探してしまいます。

ということで、夏を外して海を楽しむのがメキシコ流。事実、ホテルなども暑さ厳しい夏場は日本とは逆にオフシーズン。安く滞在はできますが。


見渡す限りの海岸線

見渡す限りの海岸線

 遠浅の海岸が南北に100km以上続くこの辺りは、大手リゾートホテルチェーンの進出などはなく、小さな旅館がある昔ながらの素朴な漁村が点在します。

 今回はキャンプなのでホテルは予約せず、友人が子供の頃から通い続けている海辺の村で、浜辺にテントを張ります。一応、地元の人が調理場と簡単なトイレ、シャワーを作ってくれているのでそれなりに快適に過ごせます。パラパと呼ばれるヤシやバナナの葉っぱを木の骨組みの上に並べた屋根が幅20m 長さ50mほどに設置されており、各々そこにテントを張り、プラスティックのテーブルなどを並べるわけです。自分たちのテント前にレンガと炭で簡易キッチンを作るツワモノもいます。


波打ち際まで徒歩30秒

波打ち際まで徒歩30秒

 調理場には常におばちゃん達がいて、お腹が空いたらなにか作ってくれます。自分たちで持ち込んだ食材と地元漁師さんから買った新鮮な魚介を使って、自分たちで料理することもできます。おばちゃん家族の子供達もいつもわちゃわちゃといて、私達来客に遊んでもらおうと近くに寄ってきます。まるで親戚の家にいるような雰囲気。お魚は開いて流木で焼き、10匹ほどの小ぶりな伊勢海老はトマトとニンニクで味付けしてもらいました。次回来るときはもう少し荷物を増やして「テント前キッチン」に挑もうと思います。


どっさり伊勢海老にかぶりつけ!

どっさり伊勢海老にかぶりつけ!

 満天の星空とすぐ横から聞こえるさざなみに囲まれて迎えるテントの夜、さて何が起こるか。



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