カナダ

カナダ:バンクーバー

西川 桂子(にしかわ けいこ)

職業…翻訳者、ライター、記者
居住都市…バンクーバー(カナダ)

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 カナダの新型コロナウイルスのワクチン接種は、12月最終週に始まりました。

 長いパンデミックのトンネルの出口が見えたと盛り上がったものの、その後、供給が進まず、予定と比べてかなりの遅れがあります。

 変異種による第三波(カナダはまだ第三波)が来ていることもあり、バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州では2回接種が必要なファイザー、モデルナ、アストラゼネカについて、とにかく1回接種を勧めています。

1回の接種だけでもある程度の予防効果があるとされていて、とにかくできるだけ多くの人に1回、接種を受けてもらうという方針でした。


州政府ワクチン情報ウェブページへのアイキャッチ画像

州政府ワクチン情報ウェブページへのアイキャッチ画像

 高齢者、医療関係者、高齢者施設で働く人たちから始め、現在72歳まで来ました。高齢者はファイザーやモデルナ製です。

4月からは年齢とは別枠で、学校関係者や食品製造業、スーパーのスタッフなど、仕事を休めない人たちにアストラゼネカワクチンの接種を始める予定でした。しかし計画が変更になりました。

 というのも、アストラゼネカワクチンを接種すると、血栓ができる可能性があるとの疑いがまだ払拭されていないためです。55歳未満の接種を停止することになりました。3月29日のことです。

そうなのかと思っていたら、なんと55~65歳について薬局でアストラゼネカの接種を受けることができるというニュースが翌日に入ってきました。


昨年11月のバンクーバー国際空港。閑古鳥が鳴いていました

昨年11月のバンクーバー国際空港。閑古鳥が鳴いていました

 高齢者は病院やワクチン接種会場でした。薬局となると、ずっと手軽に受けることができます。

 私は55~65歳枠に入るので接種を受けることができます。しかし、血栓ができる疑いで55歳未満は停止とした翌日に発表されたので、ここに住む日本人友達は動揺しています。私もです。

 以前のように普通に海外渡航するためにも、ワクチン接種を受けたほうがいいとは思うのですが、さて。

 2009年の豚インフルエンザ流行のとき、闘病中だった私は主治医の指示でワクチンを打ちました。そのときの副反応がひどかったので、トラウマとなっています。困りました。




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