米国、コロナ禍の飛行機旅1:空港、航空会社のコロナ対策
2021.08.28 up
アクリル板付きのカウンター
ワクチン接種完了を機に、2年ぶりに夫の故郷・テネシー州に里帰りすることを決めたのは6月。ワクチンが一般にも普及しつつある時期で、接種済みの知人の中には旅行三昧の人もおり、コロナ前と同じとは言えないものの、自由が戻ったかのような印象を与え始めていました。ですが、里帰りする8月にはデルタ株の脅威がより深刻になものに。今回の記事は、その頃に体験した飛行機旅についてです。
朝5時頃にシアトルの空港に向かうと早朝にもかかわらず大勢の人々。皆マスクは付けていますが、セキュリティの列で2メートルの間隔を取るのは無理な話。空港内は各所に手の消毒薬が設置され、航空会社のカウンターには対面する客とスタッフの間にアクリル板が付いていました。
セキュリティを抜けゲートについた私が最初にしたのは、着席前に、自宅から持ってきたワイプで手すりや座席を拭くこと。しかし、周りでそんなことをしている人はおらず、あまり気にしてもいない様子でした。隣に着席されるのもあまり気持ちのいいものではなく、1席ぐらい間隔を開けたいものでしたが、結構な混雑でそれも叶いませんでした。
消毒液の染み込んだワイプが配られたユナイテッド航空
搭乗までの時間つぶしに見ていた空港のモニターには、飛行機の到着、清掃中、搭乗案内中などの段階が表示されていたのですが、清掃中がやけに長く感じたのは、コロナ禍という私の思い込みもあるのかもしれません。
搭乗してフライトアテンダントから最初に手渡されたのが、消毒液の染み込んだワイプ。コロナ禍の新サービスのようです。飛行機内は入念に消毒されているとは思うものの、やはりここでもテーブルや手すりをそのワイプで拭きました。
やっと着席し、辺りを見回すとほぼ満席のフライト。驚きました。
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