アメリカの手帳
2021.09.04 up
書店に並ぶデザイン豊富な手帳や雑記帳
今年も残すところ4カ月余り。日本の書店や文具店では来年の手帳の販売が始まる頃でしょうか。日本にいた時は私も手帳を使うのが好きでしたが、今ではスケジュール管理はスマホのカレンダー機能で行う面白みのなさ。
それでも日々のとりとめのない事やちょっとした思いつきをノートに書き留める習慣が残っているので、気分を上げてくれる手帳や雑記帳を探しにジャーナル売り場を眺めるのは楽しみの一つです。
アメリカの売り場では無地のものが主流です。アメリカに来た当初、ハードカバー本のような布や革張りの立派なジャーナルの多さに驚きました。個人的には、いろいろ書き込んでページを終わらせてしまうのがもったいない!と思うのですが、ミーティング用ノートとして使い込んでいるアメリカ人の同僚を見て、惜しげもなく使っているのが格好いいなと思ったことがあります。
内観に役立ちそうな手帳類も
そして最近は用途に沿った数々のジャーナル類が目を引きます。幸福感を感じるための、マインドフルに1年を過ごすための、あるいは愛する人とより深い絆を結ぶための…など精神的な充足を目的としたものから、ママ向けといった対象を絞った物まで。以前私はライター用のジャーナルを買ったことがあるのですが、それは各ページあるいは数行ごとに「お題」が書いてあり、即興で文章を書いていくというものでした。目をつぶって開いたページにあるテーマで書き出すというトレーニング?をしていたのですが、楽しく活用することができました。
日本でも今様々な手帳術が取り上げられていると思いますが、紙に感情を書き写していくことは気持ちを整理する上で役立つとアメリカの雑誌Writer’s Digestの記事にも載っていました。スマホでの入力やコンピューターのタイプからは得られない、手書きの良さや緊張感を手帳から得るのもいいかもしれません。
レポーター「ハフマン・ワカバ」の最近の記事
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