入院は平均2泊、シンガポール出産事情 3
2009.11.26 up
分娩台に乗ってから1時間弱で、無事に娘を出産。出産後、ベッドに移されるまで、1時間ほど分娩室で安静にしていたところ、看護婦が夕飯(チャーハンとスープ)を運んできました。
まだ麻酔もきいており、ろくに起き上がれない状態で、まさか分娩室でご飯とは驚きましたが、朝食まで何も食べられないのは不安だと思い、夫に手伝ってもらい平らげました。「ご飯食べた?」と聞くのが挨拶代わりのシンガポール、いつ何時でも人を空腹にさせてはならない、という心意気を感じました。
入院期間は、自然分娩なら2泊、帝王切開なら3泊が平均です。その短期入院期間中に、超特急で、母乳や入浴指導などが行われ、産後の痛み止めやビタミン剤など、薬をたっぷり処方されて、退院となります。
私のところにも、2日目に、「今日家に帰る?」と尋ねに看護婦がやってきましたが、スペシャルケアナーサリー(ICUでモニターされる必要はないが、体重増加を待つ必要のある新生児が入る病室)に入った娘の見通しが立つまでは、と、私は3泊しました。入院期間が短いのも、回復が比較的早いとされている無痛分娩が主流であることに起因しているのだと思います。欧米では、出産後24時間で帰宅が普通のようです。
赤ちゃんが小さすぎて、最初の数日は直接授乳できなかったのですが、ベッドに落ち着いて、さあ寝るか、と思ったところに、搾乳機が運ばれてきました。「今から3時間おきに絞ってね。刺激を与えないと出なくなっちゃうから」と言われ、他のベッドには3時間おきに赤ちゃんが運ばれてきている中、ういんういんと絞り続けました。
生後1ヶ月で新生児の髪の毛を丸刈りし、筆を作るという古い習慣に従う人たちもいます。その筆屋さん
お見舞い客用のギフトショップ
赤ちゃんの手形・足形のメモリアルグッズを作るお店
昼間は時間を持て余し、病院中うろうろしていたのですが、さすが専門病院だけあって、赤ちゃんや子供関連のお店がずらりと並んでいます。ベビー用品店、おもちゃ屋、訪問者用のギフトショップ、子供のための保険会社、赤ちゃんの髪の毛で筆を作るお店、手形や足型でフォトフレームを作るお店、幼児教育用のDVDを売っているコーナーまであり、まるで子供専用デパートのようでした。
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タグ:出産
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