シンガポール

シンガポール:シンガポール

小林 亮子(こばやし りょうこ)

職業…ライター・企画PR
居住都市…シンガポール(都市国家であるため、都市=国、です)

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シンガポールには、気軽に日帰りで遊びに行けるウビン島という小島があります。シンガポールの北東部にある、チャンギ国際空港に近い小さな港から小型ボートで10分。時刻表は存在せず、12人ほど集まったら出発するというアバウトさですが、週末には、都会の喧騒を逃れて島まで足を伸ばす人が多く、ボートはひっきりなしに運航しています。
片道2ドル(約120円)で、船内で徴収されます。行ったきり、ということはないのだから、往復料金にすればいいのに、と思いましたが、どうやらこのボートは個人所有のもので、乗船料は、漁や物資の運搬に使用している船の二次使用料のようで、そのまま所有者のポケットに入るんですね。往復共に同じボートになるとは限らないので、片道ごとの徴収で明瞭会計というわけです。


のどかな雰囲気の港にボートが到着します

のどかな雰囲気の港にボートが到着します


一体いつからここにぶらさがってるんだろう?と首をかしげたくなる商品の数々

一体いつからここにぶらさがってるんだろう?と首をかしげたくなる商品の数々

島に到着すると、まるでタイムスリップしたかのような光景が目に入ってきます。古い木で造られた桟橋、港のそばに立ち並ぶレンタルサイクルショップや雑貨屋さんの建物は、トタンづくりのちょっと傾いた古い建物です。
東西8km、南北2kmほどの島には、木々が生い茂り、マングローブが群生する沼地が点在し、まだ手つかずの自然の風景が息づいています。


水質浄化してくれるマングローブ

水質浄化してくれるマングローブ

そして、ここはサイクリストにとっては格好のサイクリングコース。と言っても、木が日陰を作ってくれているわけではない車道には、容赦なく直射日光にさらされています。その炎天下、スローペースで走る家族連れ、フル装備の本格派サイクリストたちが、思い思いのペースで自然中のサイクリングを楽しんでいます。
喉が乾いたら、所々にあるジューススタントで生のココナツジュースでクールダウン。そして、アウトドアをたっぷり楽しんだ後、帰りの船に乗る前に港近くの食堂で食べたシーフードは絶品でした。値段は本島とさほど変わりありませんでしたが、ここで養殖もされている海老は実に新鮮でした。
暑い日には、相当体力を消耗しますが、気軽に息抜きできる遠足コースです。


いたるところに、こんな様相の森が広がっています

いたるところに、こんな様相の森が広がっています


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タグ:日帰り、島

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