北京の「玉淵譚公園」は桜の名所として知られています。本来中国では桜は多くなく、この公園の桜は日中国交正常化を記念して1973年に日本から贈られ植樹されたのが始まりです。その後、山東省等など国内からの苗木も植樹され、今や、多くの桜の花が咲き誇るまでになりました。
桜のほとんどは八重桜の種類のようで、日本人が一般に描くソメイヨシノとは趣が異なります。また桜のトンネル等もなく、少し違和感がありますが、休日には多くの来園者で賑わいます。私が訪れたのは平日ですが、それでも結構な人出がありました。
一般の中国人にも「さくら=日本の花」というイメージがあり、和服(着物)を着て桜を背景に写真を取りたい、と思う女性の気持ちに答えるべく、ちゃんと和服のレンタルが用意されています。

「和服」をレンタルしているところ。レンタル代は1時間30元(約450円)
和服といっても、生地はポリエステル製で「和服風に仕立てた」といったもので、もちろん着付けもいい加減でした。それでも女性が着るとそれなりに華やかに見えるものです。レンタルした和服を着て自由に園内を散策することも出来ます。桜鑑賞のテーマパークといったところでしょうか?

「和服」を着て記念撮影している人の足元はごらんのとおりです。
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