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スイス:ベルン

ヴァルティ なぎさ

職業…主婦、日本語教師、マーケティング・通訳等のフリーランス
居住都市…ベルン(スイス)

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日本でセロリと言えば、「青くて長い、葉っぱのついた野菜」ですが、ここスイスでは殆どの人が「茶色っぽい、丸い野菜」と答えます。


そうなのです。
スイスではセロリと言えば、根っこの方が幅を利かせており、日本で食されている茎から上の部分は、パーティの野菜スティックぐらいでしかお目にかかることはありません。


「根っこのセロリ」の代表的な料理法は、生のまま皮を剥いて、千切りにし、マヨネーズ味のドレッシングと絡めた「セロリサラダ」。どのスーパーの出来合いコーナーにも必ずあります。
その他、ただコンソメで煮て肉や魚料理の付けあわせとしたり、野菜ストックを作る時の「くず野菜」として使ったり。ミートソースを作る時にも、みじん切りにしたこのセロリを使うと味に深みが出ます。


生の根っこのセロリは、香りは茎のセロリ、食感は「ごぼう」と言った感じです。茎のセロリ独特の青臭さや、ほんのりとしたしょっぱさはありません。そして、一度煮ると、ホクホクとして、かぼちゃの食感に近くなります。
繊維質の豊富なセロリ、しかも「根菜」である根っこのセロリは、茎の部分より断然体に良いように思うのですが、日本であまり知られてないのが不思議ですね。



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