どこの都市とも同様に、シンガポールの朝は、通勤の人々で大賑わいです。
でも、交通機関と人口の比率がいいのか、電車（MRT）もバスも混みますが、東京のようなすし詰めラッシュになることはあまりありません。
それでも、あちこち、仕事場へ急ぐ人々による朝の緊張度合は高いです。

待つこと、逃すことが人一倍嫌いな人々への対策でしょうか、シンガポールのバス会社SBS Transitでは、なんと、「あと何分で自分のバスが来るか分かるシステム」を導入しています。

方法は至って簡単。手元の携帯電話のテキスト送信画面で「自分が待っている停留所のコードナンバー　バスの番号」を入力して「74744」宛てに送ります。
すると即座に、「次のバスは何分後、さらにそのあとのバスは何分後に来ます」と自動返信が送られてきます。

家を出る前に待機時間を調べておけば、それを目安にちょっと急いだり、逆に、急ぐ必要がなければゆったり歩けたりします。このサービス、もちろん、朝だけでなく、一日中利用できます。
でも時々、あと10分、と返信が来たと思ったら、目の前にバスが到着していた、なんてこともあるのですが。

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