アメリカ

アメリカ:リースビル

カレン・ヘンドリクソン

職業…高校の日本語教師
居住都市…ウィスコンシン州のリースビル村

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幸せのsound

幸せのsound

日本の友だちに「どうしてそんなに日本が好きなの」とよく聞かれますが、なかなか答えられない質問です。「色々な理由があって、とにかく好き!」と普通に答えるけど、この間、友だちと話していて、五感をテーマにしてリストアップしてみました。今日は、その結果をまとめて「日本を見て、聞いて、触って、かいで、味わって、好きになった」を書きたいと思います。それでは。

聴覚:これを書いている今、窓の外でカラスもセミも鳴いています。そういえば、それも日本の音ですね。しかし、日本で聞く音の中で、私は何よりも電車の音が好きです。特に気に入っていてアメリカに戻ったら懐かしく思うのは、踏切のコンコンコンと車輪のカッタンコットンのミックスです。
あと、日本に帰ってきて友だちに日本語で「おかえり!」と言われるのもやっぱりすごくうれしいです。


幸せのsmell

幸せのsmell

嗅覚:記録に一番深いつながりがある五感と言われていますが、やはりいくつかのにおいをかぐとすぐ「さすが日本だ!」と思わされます。まずは、朝の灯油のにおいです。初めて日本に来た時は3月だったので、朝起きてキッチンに行ったらホームステイのお母さんが付けたストーブのにおいがいつもしていました。多くの人はこのにおいが苦手ですが、私は本当に好きです。他に、祭りでのお好み焼きのにおいや、銭湯のにおいや、たたみのにおいや、お寺の線香のにおいなどが私にとって日本と深く関連をしています。


幸せのfeeling

幸せのfeeling

触覚:熱い銭湯のお風呂に入ってあしが少しひりひりすること。ホームステイの家でお母さんと、水と塩をつけた手でおにぎりを作ること。花火を見ながら冷たいビールをにぎること。浴衣のちょっときつい帯。


幸せのtaste

幸せのtaste

味覚:お寿司などの「日本」を浮かばせるような食べ物も好きですが、どちらかというと、「おふくろの味」のおからやひじきなどの方がが大好きです。アメリカにあるレストンのメニューにはないので、日本でしか食べられないです。ですから、食べると「日本にいるんだ~」と強く感じます。
そして、どうしてかお茶をアメリカで飲もうと思わないので、お茶を飲むことも、日本にいる確認になります。ちなみに、日本のスターバックスの抹茶ラッテが最高で、はまっています!!


幸せのsight

幸せのsight

視覚:私は白人で人類の多様性のあるアメリカで生まれ育ったから、初めて日本に行った時ちょっとショックを受けました。飛行機を降りて空港に入った瞬間、「うわっ、黒い髪の毛でできた波で飲み込まれそう!!」と思いました。どこを見ても、黒い髪をしていて私がまったくわからない言葉を話している人がいました。
あの時のちょっとドキドキする、そしてちょっと不安を感じる気持ちを一生忘れられません。今でも、日本に18回来ていても、その波を空港やバーゲンセールや電車の中で見ると感動します。ただし、今の気持ちは飲み込まれちゃ恐怖ではなく、大好きな日本人に囲まれていて幸せなのです。


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タグ:日本,文化

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  • 1 コメント

1 - Comments

Karenより:

2010 年 08 月 01 日 13:32:01

ところで、レポーターの皆さんは今住んでいる国の好きなところは何ですか。五感でリストアップしたらおもしろいと思います。是非コメントをください!

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