オフィスビル、コンドミニアム、公営住宅、ホテル…シンガポールには、高層ビルが溢れかえっています。狭い国土を有効利用するには、上に行くより仕方ないわけですが、地震大国の日本から来た身としては、空に向かってそびえるビル群に、どことなく落ち着かなさを感じます。

高層ビルの無機質な圧倒感を軽減するアイディアでしょうか、最近よく見かけるのが、中階や最上階にガーデンスペースやグリーンを凝らしたビルです。

中でも注目株は、今年ウォーターフロント地区にオープンした、高級総合リゾート、マリーナ・ベイ・サンズです。
ここは、シンガポールにカジノが登場！で話題になった娯楽施設で、他に３軒の５つ星ホテル、一流レストラン、一連のブランドショップが集まっています。３つのタワーを屋上で結んだ、「スカイパーク」というスペースに、巨大プールや屋上庭園が設けられました。
地上200メートルでの森林浴は暑そうだなあ…と。でも、まだ足を運んでいないのですが。

最初は、あっちもこっちも奇抜なアイディアだなあ、と違和感を感じましたが、最近では、あ、あそこにも空中庭園、と、空に浮かぶ緑を見つけると、嬉しい気持ちになります。

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