元祖ドーナツでハッピーニューイヤー
2012.01.01 up
モチモチのドーナツ、オリボーレン
クリスマスソングが街に流れはじめる頃、オランダの街角にはドーナツの屋台がたちます。このドーナツ、正確には、oliebollen(オリボーレン)といい、見た目は沖縄のサーターアンダギーにそっくりです。
オリボーレンのレシピは17世紀にさかのぼり、一説には、ドーナツの原型といわれています。イギリス清教徒が、迫害から逃れてアメリカ大陸に渡ろうとしたする直前に一時オランダで滞在していたことがあるのですが、その時に、レシピを覚え、新大陸にもちこんだのが起源になったのです。
オリボーレンの屋台は冬の風物詩となっています
お味は、イーストを使っているのでモチモチしていて、レーズン入や、フルーツ入のものがあります。りんごが主役のアップルフリッター(Appelflap)もあわせて人気です。カロリーが高く腹持ちがいいので、寒い冬にピッタリのスナックで、買い物ついでに屋台で買っていく人が多いです。データによると年間一人あたり8個を食べている計算でオランダ人にこよなく愛されているお菓子です。年末には投票が行なわれ、オリボーレンチャンピオンに選ばれた屋台がニュースになって、チャンピオンの屋台には行列ができます。
粉砂糖をかけてお召し上がり下さい
ちなみに今年のオリボーレンチャンピオンはロッテルダムのリチャード・フィッサー氏(Richard Visser)です。興味ある方はクリックしてビデオをみてくださいね。
http://www.zie.nl/video/algemeen/Richard-Visser-pakt-opnieuw-oliebollentitel/m1fz3hff5qeq
オリボーレンとは直訳すると油団子、カロリー高そう!
大晦日の夜には、山積みにしたオリボーレンを家族や友達とほおばりながら、年越しをするのがオランダの伝統行事となっています。
沖縄のドーナツにどこか似てませんか?
レポーター「東畑 るり子」の最近の記事
「オランダ」の他の記事
0 - Comments
Add your comments