岩手の友だちに連絡が取れなくて心配
2011.03.14 up
左は一時連絡がつかなかった岩手県在住のSさんです
今までこんなに続けて泣いたことがないでしょう。土曜日の午前8時ごろ(ウィスコンシン州の時間で)起きてiPodでメールをチェックしたら、東京の友だちからメールが来ていました。開けてみると、日本がマザーネイチャーにやられたとわかりました。友だちのメールに「ビルがひどく揺れていたから、18階に住んでいる私が死ぬかと思った」や「屋根が落ちて死んだ人がいるし、火事もある」のようなことが書かれていたからコンピュータをつけてニュースを見てみようと思いました。そうしたら...ショック。
東北で撮られたビデオを見た瞬間思わず大泣きしました。くずになってしまった建物。津波で流れていく家。心配な顔をしていて赤ちゃんを抱いているお母さん。私の恋しい日本が...私にとっての宝物の日本人が...SFXの映画のシーンのような悲劇が本物になりました。正直に言って、これを書くだけでまた涙が溢れてきました。
特に辛いのは、友だちの心配。
非常に親しくて大体毎日スカイプで話している友だちが気仙沼でALT(外国語指導助手)をしています。
2年前、国際的な経験をさせてあげるために子どもを日本に連れて来て、日本の小学校に入学させました。その友人パッティーは、6ヶ所の学校で交代で教えていますが、奇跡的なことに地震の時には子どものドルーちゃんとベンジャミンちゃんが通っている学校に行っていて、3人で避難所まで逃げられました。
土曜日の朝からずっと今日まで心配していましたが、今朝(日曜日)お母さんから連絡がありました。アメリカ大使館から電話があり、その話を聞いたそうです。
もう一人岩手の友だちSさんと一時連絡がつきませんでした。電話もメールも無理で、彼女の家は津波にあった場所から離れていますが、勤め先は宮古市にあっておそらく午後3:00ごろの津波の時にオフィスにいたと思います。
翌日、必死に探していた友だちのSさんから、メールがありました。詳しいことが書かれていませんでしたが、「大丈夫。ありがとう」だけのメッセージでも生きているのを確認ができました。
ホッとしました。と言っても、まだまだ悲しくてどうしようもありません。亡くなった方のことを考えると、避難している人のことを考えると、食べ物と飲み物が不足している人のことを考えると、家族と友だちが行方不明になっている人のことを考えると、その苦しんでいる人のことで非常に悲しいのです。
明日から学校で募金活動をし始めます。お金を集めて日本に送りますが、そのお金と一緒に日本に対しての愛も送ります。いや、愛はもう金曜日から送っています。少しだけでも慰めになれればと思います。
日本の皆さん、がんばってください!
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タグ:東北地方太平洋沖地震,友人,安否確認,行方不明
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