大震災後に葉っぱが急増した「お願いの木」
2011.06.27 up
私が教えているマディソン カントリー デー スクール(MCDS) の生徒の一人ウィリアム君は、卒業プロジェクトとして大きい木みたいなものを作りました。
ウィリアム君は、日本で願い事を書いた絵馬を飾ったり、おみくじの紙を木に枝に結んだりするのがおもしろいと思いました。それに、小野ヨーコさんが東京を含めて世界中のいくつかの町で展示しているWish Tree(お願いの木)の話を聞いて、自分も似たものが作りたくなったそうです。
学生だれでも願い事が書けるように紙を用意して各ホームルームの先生に渡しておきました。生徒に願い事を書き終えた2週間後に、紙を集めて木に飾りました。生徒は「試験に合格できますように」や「家族が健康でありますように」のようなことを書きました。
そして、2ヶ月ぐらい後に、東北大震災が起こりました。ウィリアム君は再び、生徒が願い事が書けるように紙を用意しました。そうすると急に木からぶらさがっている紙が多くなりました。
MCDSの生徒は精一杯で「日本が一日も早く復興できますように」や「子どもが、行方不明になっているお母さんとお父さんと早く再開できますように」などのようなメッセージをたくさん書いて木に飾りました。Wish Treeの望みが入っている葉っぱは、本物の春の木と同じように、たくさん茂りました。
MCDSのWish Treeを作ったウィリアム君
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タグ:日本,お願いの木,東北地方太平洋沖地震
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