マレー式産後ケア
2012.06.07 up
子だくさんでもバリバリ外で働くお母さんが多いマレーシア。もしかしたらその秘訣の一つは、出産後の産婦ケアが充実していることにあるかもしれません。ということで、今回はマレー系の人々が伝統的に行っているマレー式(中華系は別のケア方法に従う)産後ケアについてお知らせします。
まず出産後44日間は、産婦の母、姉妹、あるいは義理の母など、必ず誰かが面倒を見に来てくれます。その間、基本的に家事は一切なし。赤ちゃんのお世話も最小限にとどめ、自身の回復に専念します。食べ物にも制限があります。冷たいものは一切摂取禁止です。
トゥンク中
そして、トゥンクというお灸のようなケアがあります。
焼いた石を葉と布で包む
これは、長めの石を焼いて、木の葉を乗せた布でくるみ、子宮の淵(であろうエリア)に沿って動かしていくもの。子宮の収縮を助けると言われています。
薬草を茹でています
また、薬草をゆでたお湯をシャワーの後に浴びます。
このほか、専門のマッサージ師のおばさんが自宅まで来て、マッサージしてくれるのが一般的です。
マレー式の産後ケアは、母体の回復と合わせて、体型を早く元に戻すことをに重点を置いて、代々受け継がれてきています。
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タグ:出産
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