フランス

フランス:ボルドー

佐々木ののか(ささきののか)

職業…大学生
居住都市…ボルドー(フランス)

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先日、友人とモロッコはフェズに旅行に行ってきました。彼女とは中学校から、すなわち10年来の付き合いだったのですが、この度彼女がエジプトでアラビア語を学んでいるという事が発覚し、意気投合して、アラビア語とフランス語が公用語であるモロッコに行ってみようという事になったのでした。


フェズはメクネス、マラケシュと並んで三大古都に数えられる歴史ある街で、中でもメディナの入り組み方は迷路の様だという事で、「迷宮都市」の肩書きも持ちます。思惑通り、フランス語もアラビア語も通じましたが、バイリンガルのモロッコ人達はこちらがフランス語で話しかけてもアラビア語で、あるいはその反対で答えてくる事もあり、その度に一瞬まごついてしまったので、言語が片方しかわからないまま来ていたとしたら、と考えると、けっこう不便だっただろうなと思います。とは言え、マルチリンガルなモロッコ人の事、英語はもちろん、日本語が話せる人もいましたので、フランス語やアラビア語がわからなくても旅行できないという事はないと思います。ちなみにモロッコ人が一番話せる日本語は「こんにちは」と「なめし皮」でした。


ホテルも予約しないで行った割には順調に進みましたが、それでも多くのアクシデントに見舞われました。まずは気候です。暑いだろうなというくらいの心持ちで出かけていったのですが、本当に暑く、5月の末だと言うのに41度!私も友人もせっかくモロッコまで来たというのに、1日目と2日目は近くの食料品店でビスケット(約30円)と水(1.5リットル約5円)を買い込み、寝ているだけという時間を過ごしました。
 次に大変だったのが、腹痛です。知人が元々お腹が弱く、タジン鍋を食べただけでお腹を壊していましたが、お腹の丈夫な私は平気で色んなものを口にしていましたが、さすがに41度の気温の中、常温保存のチーズを味見した後にはお腹を壊しましたね。好奇心に負けてしまうこの性格が祟ったという感じでしょうか。


テラスからの景色

テラスからの景色

メディナの中は迷路というだけあって、本当に入り組んでいて、その上、太陽の熱から身体を守るためという先人の知恵から、壁を高く作ってあるため、本当に迷ってしまいます。もちろん親切で教えてくれようとする人もいるのですが、中にはそれにつけこんで、利益を得ようとする人もいます。私たちはガイドブックを読んでいたので、最初のうちは日本語で話しかけられても英語で話しかけられても無視していたのですが、フランス語で話しかけられた時、私が反応してしまった事で、付きまとわれる原因になり、その人をまくのに30分以上かかりました。日本人女性ははっきりとNOと言えない人が多いとの事で、カモにされやすいのでみなさんも十分にお気を付けくださいね。



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