君主国家制をとるマレーシアでは、近頃宮殿が新築され、4月に新宮殿お披露目の儀式がありました。基本的には宮殿内部は立ち入り禁止となっているため、クアラルンプール市内にある旧宮殿も、長年に渡り宮殿内の様子は明かされていませんでした。

ところが、国王が新宮殿に移った後に、旧宮殿が展覧会場として一般公開！6月15日まで開催されていた“Raja Kita”（我々の国王）展覧会には本当にたくさんの人が足を運びました。

マレーシアでは、国王は交代制で、全13州あるうち9州の州王が5年単位で順番に国王に就任します。現在の国王は北部クダ州の州王で、御年今年で85才。なんと2度目の国王就任です。

宮殿内部一般公開、といっても、結局は母屋部分でなく、儀式や宴会を行う別棟のみが公開されていたため、来場者はやや不満気味。今後の旧宮殿の活用方法が気になるところです。

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