約5年ぶりに行われる総選挙を目前に、マレーシア国内はヒートアップしています。全国各地の住宅街（なぜか都心部ではあまりない）では、各党の支持者たちがいたるところに旗を掲げて競い合っています。

いったい何万枚の旗があるのだろうと思ってしまうほどの旗の数です。

予算が少なめと思われる、野党のある党は、クリエイティビティで勝負。マレーシアで伝統的な凧の形に仕上げているものを見かけました。

また、老若男女がそろって選挙に対する関心をむき出しにしている今回の選挙。長年政権を握ってきた与党連盟を打ち負かすべく、野党第1党を支援する人々が、新たな試みを始めました。その名も「マレーシアの春」。政党主導のキャンペーンでなく、国民自らが率先してマレーシアに春をもたらそうと、たくさんの人々が色とりどりの小さな旗の花を咲かせていっています。

その活動に参加したある男性アーティストは、個性を生かして95本のバティックの旗の花を作成し、自宅近所に植えていました。
かなりの接戦が予想される今回の選挙。5日夜の開票速報が楽しみです。

レポーター「久貝 京子」の最近の記事

• マレーシア航空機消息不明−クアラルンプールからのレポートその2
• マレーシア航空機消息不明−クアラルンプールからのレポートその１
• ドリアン、嗚呼ドリアン！

「マレーシア」の他の記事

• マレーシア航空機消息不明−クアラルンプールからのレポートその2
• マレーシア航空機消息不明−クアラルンプールからのレポートその１
• ドリアン、嗚呼ドリアン！