オランダの賃貸物件家賃は上昇中
2016.08.12 up
住宅情報サイト「パラリウス」(Pararius)が毎年発表しているオランダの賃貸住宅事情に関するレポートが、今年も7月25日に発表されました。
Vrije sector huurprijzen met name in Randstad gestegen
https://www.pararius.nl/nieuws/vrije-sector-huurprijzen-met-name-in-randstad-gestegen/NI0000000235
このレポートによると、オランダにおける賃貸物件の家賃が1年連続で上昇傾向にあるそう。
2016年第2四半期(4月~6月)は、2015年第2四半期と比較すると6.2%も上昇しているのだとか。
1年で賃料が最も上昇したのは、首都のアムステルダムではなく、オランダ第二の都市ロッテルダム。
6.9%も上昇したそう。
首都アムステルダムでは6.3%、経済と政治の中心の街デンハーグで5.2%の上昇を記録したのだとか。
ただしこれはあくまでも上昇率の数字なので、1平方メートルあたりの賃料は、やはりアムステルダムが一番高額のようです。
(アムステルダム21.98ユーロ/平方メートル、ロッテルダム14.22ユーロ/平方メートル)
パラリウス代表のヤスパー・ヴァンデフロート(Jasper de Groot)氏の分析では、この家賃高騰は住宅不足に原因があるそう。
特に中流所得の世帯向けの住宅が不足していることが、値上げ加速の要因だそうです。
オランダの国土は約4万1000平方キロメートルで、日本の九州とほぼ同じ大きさ。そこに約1700万人(2016年現在)が住んでいると言われています。
人口密度は1平方キロメートルあたり504人、最も過密なデンハーグは6344人だと言われています。
ちなみに日本は全体で1平方キロメートルあたり343人、東京都が6168人なのだとか。オランダでは、日本よりも狭い国土に人が密集していることが、数字からもお分かりいただけると思います。
(参照サイト;Nederland telt 17 miljoen inwoners
https://www.cbs.nl/nl-nl/nieuws/2016/12/nederland-telt-17-miljoen-inwoners)
オランダの新興住宅地Almereにある家
家賃は住人にとって避けては通れない必要経費。
なんとかこの高騰が止まってほしいと一住人として願ってやみません。
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