日本との関わりが深いオランダの「ライデン大学」
2017.09.06 up
日本史に出てくる「シーボルト」という人物をご存じでしょうか。江戸時代に日本に渡来し、「出島の三大学者」と言われたドイツ人医師です。
シーボルトは出島内で西洋医学(蘭学)教育に従事していましたが、幕府に禁止されていた日本地図を国外に持ち出そうとしたことから国外追放されてしまいます。そんな失意の彼が、欧州に戻ってからの数年を過ごしたのがオランダの大学都市ライデンでした。そしてシーボルトがそのライデン大学で研究活動していた関係から、1855年に世界初の「日本学科」が同大学に設置されたのです。日本学科は現在も存続していて、日本語を学ぶ学生たちが在籍しています。
ライデン大学には広大な植物園が併設されていて、シーボルトの名を冠した日本庭園コーナーもあります。本当に日本にいるような雰囲気じゃありませんか?
あずまやの奥には、カタカナで記名されたシーボルトの胸像も。日本の教科書で目にしていた肖像画とは、面影が異なりますね。
植物園の入り口脇には、なぜか菅原道真の短歌…。
ライデンの街並みそのものは、昔ながらのオランダの雰囲気を残す古都ですが、ライデン大学周辺には日本的な要素をたくさん見かけることができます。筆者も仮にホームシックにかかったら、またライデン大学を訪れようと思います。
参照ページ:Hortus botanicus Leiden
https://www.hortusleiden.nl/
レポーター「倉田 直子」の最近の記事
「オランダ」の他の記事
- 2018年5月(1)
- 2018年3月(1)
- 2018年2月(2)
- 2018年1月(1)
- 2017年12月(2)
- 2017年10月(4)
- 2017年9月(5)
- 2017年8月(3)
- 2017年5月(3)
- 2017年4月(3)
- 2017年3月(3)
- 2017年2月(5)
- 2017年1月(2)
- 2016年11月(3)
- 2016年10月(3)
- 2016年9月(3)
- 2016年8月(5)
- 2016年7月(1)
- 2016年6月(3)
- 2016年5月(4)
- 2016年2月(1)
- 2016年1月(2)
- 2015年12月(4)
- 2015年11月(5)
- 2015年10月(5)
- 2015年9月(4)
- 2014年9月(1)
- 2014年1月(1)
- 2013年12月(1)
- 2013年11月(4)
- 2013年10月(3)
- 2013年9月(1)
- 2013年8月(4)
- 2013年7月(3)
- 2013年6月(3)
- 2013年5月(3)
- 2013年4月(2)
- 2013年3月(1)
- 2013年2月(2)
- 2013年1月(2)
- 2012年12月(2)
- 2012年11月(3)
- 2012年10月(3)
- 2012年9月(4)
- 2012年8月(6)
- 2012年7月(6)
- 2012年6月(6)
- 2012年5月(4)
- 2012年4月(8)
- 2012年3月(7)
- 2012年2月(5)
- 2012年1月(8)
- 2011年12月(8)
- 2011年11月(7)
- 2011年10月(8)
- 2011年9月(1)
- 2011年6月(1)
- 2011年3月(3)
- 2011年2月(9)
- 2011年1月(7)
- 2010年12月(8)
- 2010年11月(8)
- 2010年10月(9)
- 2010年9月(8)
- 2010年8月(1)
0 - Comments
Add your comments